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橋下氏、首相に「自民党さん、公明党さんのおかげです」

2008年01月30日

 大阪府知事選で初当選した橋下徹氏(38)は29日夕、首相官邸で福田首相と面会した。橋下氏は知事選で自民、公明両党から支援を受けたことに謝意を述べるとともに、政策実現のために政府・与党の協力を要請。首相も「全面協力する」と答えた。当選直後の新知事に首相が会うのは極めて異例。内閣支持率が低迷する中、官邸も「橋下人気」を当て込んでいるようだ。

写真福田首相(右)と面会し笑顔の橋下徹氏=29日午後6時すぎ、首相官邸で

 首相は冒頭、「ものすごいパフォーマンスでびっくりした」と身ぶり手ぶりで語りかけ、終始リラックスムード。橋下氏が「自民党さん、公明党さんのおかげです」と謝意を示すと、首相は「政治家になったね」と応じ、笑いを誘った。

 また、橋下氏は「大阪を元気にしたいので、国の方からもご協力下さい」と要請すると、首相は「大阪が元気になってくれないと困るから全面的に協力する」と約束。会談後、橋下氏は「頑張っていける自信がわいた」と述べた。

 自民党関係者によると、首相と親しい中山太郎・府連会長の意向で面会が実現した。小泉、安倍両首相時代は当選直後の知事の面会はほとんど受けなかったという。

 これに先立ち橋下氏は、財務省や文部科学省などを訪問。文科省の銭谷真美事務次官からは、全国学力調査で大阪が教科によって45位と低迷したことについて「順位は関係ない。悲観しなくていい」と言われたと記者団に披露。「僕の持論と同じで心強かった」と胸を張った。

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