梁山泊・豊臣容疑者、株売却で利益5億8000万円──アイ・シー・エフ株不正交換、買収後に売り抜け2008/02/14配信
調べによると、梁山泊グループはインターネットによるパチンコ情報の配信事業などで約10億円の契約を結び、アイ社との取引を開始。豊臣容疑者は2004年9月、アイ元社長、佐藤克容疑者(32)に「仕事が不十分」と約4億円しか払わず、「アイ社株をくれれば残りの6億円を支払う」と要求したとされる。 約10億円の売り上げを計上していた佐藤容疑者は、業績の下方修正で株価が下がるのを恐れて了承。広告会社「大阪第一企画」(大阪市)の資産価値水増しによる不正な株式交換で大量のアイ社株を発行し、豊臣容疑者に横流しすることで合意したという。 豊臣容疑者はアイ社による大阪第一企画の買収終了後、梁山泊グループの出版会社が04年1月に取得した発行済み株式の約3割に当たるアイ社株や横流しで得た分など、自らやグループが保有するアイ社株を元ライブドア取締役でアイ社最高戦略顧問だった榎本大輔氏に約8億円で売却。約1億円を大阪第一企画の売り上げに繰り入れるなどし、最終的に約5億8000万円の利益を手にしたという。 府警は一連の不正取引を豊臣容疑者が主導したとみている。調べに対し、豊臣容疑者だけが容疑を否認。佐藤容疑者は「資産価値の水増し評価は根拠がなく、豊臣(容疑者)に要求されてやった」と認めているという。
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