【富山】学校と警察 連携強化を 非行やいじめで県公安、教育委員 知事らと意見交換2008年2月1日
子どもたちの非行やいじめを防ごうと、石井隆一知事と県公安、県教育両委員らの意見交換会が三十一日、県警本部であり、学校と警察が連絡を緊密にして連携を強化していく方向で理解を深めた。二〇〇六年一月に初めて開かれ、今回で二回目。 県内では刑法などで摘発、補導された非行少年の数は減少しているが、再犯率は高い水準で推移し、校内暴力の件数も増加傾向にある。学校だけでなく関係機関が意見を出し合って解決しようと、石井知事や笠島真県公安委員長、八木近直教育委員長、吉田光雄県警本部長ら十三人が出席した。 会では「専門知識を持った指導員が必要だ」「いじめや非行が起きる前に、子どもが発しているサインに気付くことが大切」などの意見が交わされた。また、警察と学校の間で取り決めた少年非行などの情報を相互連絡する制度の立ち上げを求める声も多数出た。 (対比地貴浩)
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