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教育

受け付け年13万件超 子ども電話相談「チャイルドライン」開設10年(02/03 07:54)

「相談してくる子どもの不安に寄り添う電話でありたい」と話す牟田さん

「相談してくる子どもの不安に寄り添う電話でありたい」と話す牟田さん

 いじめや不登校など、子どもからの悩み相談に電話で応じる「チャイルドライン」が二月で開設十年になった。東京で始まった取り組みは、札幌、函館、帯広の道内三カ所を含め、全国三十三都道府県六十二カ所にまで広がり、相談は年間十三万件を超している。

 チャイルドラインは一九九八年二月に、俳優の牟田悌三さん(79)らが欧米の取り組みを参考に始めた。各地に運営団体があり、週に数回の受付日を設けている。

 主に小学生から高校生までの相談を受けており、全国合計の受付件数は二○○六年度で約十三万三千件(札幌は約千九百件)、○七年度は十四万件を突破する見込みだ。「いじめられている。親には心配をかけたくない」「いじめられて不登校。これでは負け組だとあせる」など、学校に関する悩みが多いが、家庭や性などについての相談もあるという。

 相談員は研修を終えた主婦や学生、教員ら。まず子どもの話を聞くことに努め、問題にどう対処すべきか子ども自らが結論を出すのを待つ。ある女子中学生はいじめられて死にたいと漏らしたが、相談員と話し合うなかで、学校の信頼できる教師に相談するよう自分で決めたという。

 牟田さんは「親を心配させたくない、親が忙しい−などの理由で、親に相談できず、孤独感にさいなまれる子が最近増えている。せめて話を聞いてくれる大人がいるとの安らぎを子どもに感じてもらえれば」と話す。

 問い合わせはチャイルドライン支援センター(電)03・5312・1886へ。

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