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阪神・北摂

皮膚科の入院、手術が休止に 三田市民病院

 三田市民病院は十三日、同院皮膚科の医師全三人が、今春から大学の人事異動によって引き上げ、同科に常勤医がいなくなることを明らかにした。非常勤医二人を補充して外来診療は続けるが、入院や手術、専門外来はできなくなり、診療日も減少する。やけどなどの緊急治療にも影響が出るとみられる。(本田純一)

 同科には現在、医師二人と研修医一人が在勤する。月-金曜日の午前中、二人で外来診療。午後からは、アレルギーと、ニキビ跡などを治療するケミカルピーリングの専門外来を受け付ける。

 しかし、同院に医師を派遣している神戸大学医学部の人事異動により、四月からは、非常勤医二人が週三日の午前中に外来診療をするだけになる。

 新規の入院患者は三月二十日まで受け入れ、長くなる場合は、宝塚市立病院や市立西脇病院に転院を依頼する予定という。

 二〇〇六年度、市民病院の一日当たりの入院患者は五・八人で、外来患者は七十八・六人。年間の手術数は、皮膚がんや良性腫瘍(しゅよう)を中心に八十五件だった。緊急手術が必要な場合は宝塚病院などに搬送するが、同院から約四十分かかるという。

 また、同科の二〇〇八年度の年間収支は、本年度より約四千七百万円少ない約二千六百万円となる見通しも明らかにされた。

 神大医学部の錦織千佳子教授は「ベテラン医師不足によるやむを得ない措置。できるだけ早く、現在の体制に戻したい」と話す。

 市民病院は「患者に迷惑をかけて申し訳ない」としている。

(2/14 10:29)

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