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生活
ドクターヘリ 道が2機目導入検討へ 今秋にも地域選定(02/14 06:50)道は新年度、救急医療対策として道内二機目のドクターヘリ導入に向けた検討に着手する方針を決めた。新年度予算案に調査費二百万円を計上する。一機目が導入されている道央圏を除く道東や道北など五つの三次医療圏の救急搬送状況などを調べ、今秋にも導入する地域と基地病院を選ぶ。選定地域には地元医師会や消防などを含めた導入検討会議を設置し、早ければ二○○九年度の導入を目指す。 高橋はるみ知事は昨年四月の知事選で、二機目の導入を公約に掲げていた。 ドクターヘリは、酸素吸入器などの医療機器を装備したヘリコプター。専門医が同乗し搬送中も救命医療を行うため、遠隔地からの重篤患者の搬送に効果がある。道は○五年度に道内で初めて道央圏に導入、年間搬送は約三百件に上る。 道は新年度、ヘリ導入に向けて地域ごとに《1》重篤患者受け入れ数や救急車所要時間などによる必要性《2》ヘリポートや協力医療機関の受け入れ態勢《3》医師確保や地域の意向などの地元の環境−を重点的に調査。その後、医師や専門家などによる協議を経て、道東、道北、道南、十勝、オホーツクの五つの地域から二機目を導入する地域を選ぶ。導入地域では、運航要項など導入に向けた準備を行う。 ドクターヘリの年間事業費は約一億七千万円で、道は国の補助を得て二機目の導入を目指す。厚生労働省は全国で順次、整備する方針だが、現段階で国の補助による導入は、十三道県に一機ずつにとどまっている。 |
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