民主党の菅代表代行の発言によって侮辱されたとして、自民党が菅氏に公開質問状を送ったことを明らかにし、改めて釈明と謝罪を求めました。
自民党が問題にしているのは、菅代表代行が先にテレビ出演で述べた「自民党の二階総務会長と古賀選挙対策委員長は道路利権の顔だ」という趣旨の発言です。
これについて、自民党の細田幹事長代理は記者会見で、「党を侮辱している」と述べました。また、民主党の大江参議院議員がガソリン税の暫定税率維持を求める集会に出席したことについての「二階氏に選挙で応援してもらったお返しではないか」という菅氏の発言についても、「事実無根である」と反発しています。
自民党はこれまで4回に渡って菅氏に釈明と謝罪を求めていましたが、「明確な回答がない」として公開質問状を出すことに踏み切ったものです。しかし、告訴や告発といった法的措置をとるかどうかについて、細田氏は、「様子を見て判断する」と述べるにとどまりました。
一方の菅氏は、「発言は政治家同士の論争であり、名誉棄損になるとは考えられない」と反論しています。(13日16:35)