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女性の一生に添う助産師を 和歌山県立医科大、大卒看護師対象に専攻科 (1/2ページ)

2008.2.11 09:11
赤ちゃんの心音を聞く実習を指導する、和歌山県立医大の池内佳子教授(中央)=和歌山市赤ちゃんの心音を聞く実習を指導する、和歌山県立医大の池内佳子教授(中央)=和歌山市

 産科医不足が深刻な今、助産師はもっと役割を果たせるのではないか−。和歌山県立医科大ではこの春から、大卒の看護師を対象にした1年間の助産学専攻科を新設する。進学を希望している保健看護学部4年の佐野聡美さんは「あれほどやりがいのある仕事はない」と意欲的だ。

 助産所の実習で話を聞き、「産む瞬間だけじゃなく、女性のライフステージすべてにかかわれるのが魅力」と決意した佐野さん。交換留学でタイを訪れ、エイズで亡くなる子供にも直面した。「助産師としてできる活動の場を広げたい」と話す。

 同級生の宮本杏奈さんも専攻科を希望する。「あるお母さんが『助産師さんの名前と、言われたことは一生忘れない』と話していた。お父さんへの指導も必要で、新しい家族をサポートするってすてきだと思う」

 専攻科設立に尽力した同学部の池内佳子教授には「プロ意識をもった、自立した助産師を育てたい」という強い思いがある。

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赤ちゃんの心音を聞く実習を指導する、和歌山県立医大の池内佳子教授(中央)=和歌山市
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