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各予備校の模試状況では明治の国際日本学部がもっとも幅広い志願者数を集め、それに次ぎ立教の異文化コミュニケーション学部、そして青山の総合文化政策学部(明治国際日本のおよそ1/3)となっていましたが、意外なことに最終着値においてもっとも志願者数を集めたのは青山の総合文化政策でした。
青山総合文化政策学部3467(志願倍率22倍)
明治国際日本学部2877(14倍)
立教異文化コミュニケーション学部2511(同46倍)
*明治と立教については個別入試方式のみを対象
これが何を意味しているのか。どうもアピールというか情報公開の差があったんじゃないかと感じますがどうでしょうか。仮定の話ですがもしもっと早期の段階でもっと効果的なアピールをしていたら、今年の志願者数にさらに上乗せがあったのかもしれません。もちろん大風呂敷はいけませんが。今年も新学部が予定されているそうですが、同じ轍は二度踏むべきではありません。しっかりとしたビジョンによる戦略的な広報を実施すべきです。一貫性が必要です。そして誰を対象に何をアピールするのか。またアピールの手法も多様性があるべきです。新学部についての直接的手法によるアピールだけでなく間接的な手法によるアピールも有効です。添えらをどう織り交ぜて効果的にアピールできるか。やはり戦略性が必要だと思います。これから青山キャンパスへの文系学部回帰が具体化するはずです。これをどうアピールしていくか。ただ漠然と青キャンに戻るっていうんじゃなくって戻ることによってどう変わるか、どういうメリットが出てくるか。そして戻した後の青山学院のビジョンは。こういうことを総合的にかつ効果的にアピールすることが重要です。
それと私は文系学部が全面的に回帰した場合ちゃんとしっかりアピールできれば青山の志願者数は一般3教科3科目入試だけで5万は超すと思っています。したがってそろそろ入試方式の下手ないじくりについて考え直す段階にきていると思います。
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