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チョコにも中国産原料不使用シール

2008年02月13日20時03分

 バレンタインデーを前に、チョコレートにも中国食品問題の余波が及んでいる。コーヒー豆専門会社「南蛮屋」(本社・神奈川県厚木市)では、コーヒー豆とともに扱っているチョコレートや菓子に「中国産原料不使用」のシールを付けている。

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バレンタインデー向けのチョコレートにも「中国産原料不使用」のシール=神奈川県厚木市で

 始めたのは昨年10月。中国産食品に関するニュースが流れ、客から「ここの商品は中国の原料を使っているの?」という質問が繰り返されたため、やむを得ずの措置だった。その後いったんは沈静化し、春にはシールをやめようと思っていたところ、今度は冷凍ギョーザによる中毒事件が起きた。客の関心も再び高まり、原料の産地表示のラベルをチェックする人も増えたという。

 同社の松野秀実総務課長は、「中国蔑視(べっし)と取られないか、内部でも議論があったが、問い合わせが多く、お客さんの声に応える形で続けている。日中両国は食の安全に関する情報を正しく提供してほしい」と話す。

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