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【静岡】

南伊豆の病院撤退問題 知事『支援要請あれば配慮』

2008年2月13日

 石川嘉延知事は12日の定例記者会見で、共立湊病院(南伊豆町)を指定管理者として運営する「地域医療振興協会」(東京)が、2009年度に撤退する意向を示した問題について「(地元6市町による病院設置者の)一部事務組合が意思を固めて(支援を)要請してきた場合、何らかの話を承ることはやぶさかでない」と配慮する姿勢を示した。 (諏訪慧)

 石川知事は「6市町がどのように経営努力をするかが大事。今のところ具体的な要請はなく、今後の経緯を見守りたい」とした一方で「要望があった場合には県としての役割を考える」と述べた。

 【静岡空港の定期便誘致】静岡県の観光や産業をPRし鹿児島路線を実現させようと、鹿児島県へ5−6日に派遣した県の訪問団について「手応えがあった。産業界の交流が路線誘致の有効打となることを期待している」とした。一方で「航空会社から路線を開くといった話は来ていない」と述べ、他の路線についても未定で「収支や需要見通しを最終的に示す段階ではない」とした。

 航空会社に対する優遇策については「15日に公表する2008年度当初予算案の中で報告する」と話すにとどめた。

 【消防広域化】県内に現在27カ所ある消防本部を西部、中部、東部の3カ所に統合する方針を、県の検討委が示したことについて、市町村合併によって消防本部が統合された浜松市の例を挙げて説明。「合併で本部に勤務していた職員129人が91人に減り、その分の人員が署や分署に配置された。第一線が強化されたと言える」と、広域化の利点を強調した。

 【世界緑茶協会のパリでの日本茶PR事業】石川知事が会長を務める同協会が23−26日、パリで行う日本茶PR事業について説明。現地の和菓子店などで茶の入れ方教室などを開く。石川知事は「日本茶への関心の高まりをとらえ、販売促進につなげたい」と話した。

 

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