デジタル紙の爆弾 - kamibakuさんのエントリ |
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2008/02/13
連載3 テレビには映らない、楽屋の裏のまた裏 芸能界のドンの誤算と問題の本質
執筆者: kamibaku (1:07 pm)
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録音のラジオ番組のたった「一言」で 窮地に追い込まれた、倖田来未。 事態を軽く見て、テレビでの謝罪だけで 終わらせようと企てた作戦が見事に すべり、芸能生命の存亡すら危ぶまれて いる倖田。その原因の一つが「事務所」 である。 倖田の所属は、エイベックス・エンタテインメント。 周防郁雄氏が率いるバーニングと 関係が深い事務所。エイベックス・グループHD として東証1部に上場している。 ジャニーズのジャニー喜多川氏と並んで、芸能界の ドンの一人に数えられる周防氏。だが、今回は苦戦が 続く。 沢尻エリカやボクシングの亀田家、横綱、朝青龍 から食品偽造、古紙偽装など、頭を下げて会見 しない日はないくらい「謝罪会見」は日常化している。 それを、先を競って報じる、テレビという巨大メディア。 ダダで視聴率をとれる最大のチャンス。だが、 あまりに数が増えると、刺激がなくなり、 「謝罪」しても、視聴者は何も感じなくなっている。 芸能界のドンもそこまでは、読めなかったのか。 フジにどんな「義理」があったのかはわからないが、 来る者拒まずで、誠心誠意、謝罪していれば、 もっと事態は変わっていたかもしれない。 歌のPRもCMもダメになった倖田。 それをサポートするエイベックス。 株価も下落傾向。 視聴率だけは確保でき、安全地帯から高みの見物 を決め込む巨大メディア。本当は、その構図に メスが入らなければならない。この事態の本質は 言論統制にもつながる危険性を含んでいる。 倖田の舌禍問題としてだけでとらえると、 とんでもないことになる。 エロカッコイイで一世を風靡した倖田だが、 この苦境を脱するのは、至難の技のように 見えるのは私だけだろうか。 |