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幻の女性“1千万人派遣計画”発覚 毛沢東が仰天発言

2008.2.13 18:28
73年当時、毛沢東主席(右)がキッシンジャー補佐官に語った“冗談”の真意は?73年当時、毛沢東主席(右)がキッシンジャー補佐官に語った“冗談”の真意は?

 「中国は大変貧しい国だが、女性は余っている。お望みなら(米国に)1000万人行かせましょうか」。中国共産党の毛沢東主席(故人)が1973年、キッシンジャー米大統領補佐官(当時)に対し、冗談めかしてこう語っていたことが分かった。12日に刊行された米国務省編さんの外交史料集に記載された。

 史料集によると、73年2月17日午後11時ごろ、北京滞在中のキッシンジャー補佐官に、毛主席が会いたがっていると周恩来首相(故人)が伝達。急きょ実現した会談は、同日午後11時半から翌18日午前1時20分まで続いた。

 毛主席は話題が貿易問題に及んだ際、中国は貧しいが「女性は余っている」と笑いながら説明。キッシンジャー補佐官も「(女性に対し)制限や関税はありませんよ」と応じ、同席した周首相は即座に「もちろん(強制ではなく)自発的にですよ」と毛主席の発言を補足した。

 毛主席は「(中国には)子どもが多すぎる」と指摘。女性が大挙して米国に行けば「われわれの重荷を減らしてもらえる」とも漏らし、爆発的に増える人口に頭を悩ませている様子も見せた。

 史料集は73−76年の対中外交について記載している。(共同)

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73年当時、毛沢東主席(右)がキッシンジャー補佐官に語った“冗談”の真意は?
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