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大阪府知事選

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大阪府:救急輪番制の導入、橋下知事が表明 内科・外科にも拡大

 大阪府富田林市で昨年12月に救急搬送された女性が30病院に受け入れを断られて死亡したことなどを受け、橋下徹府知事は12日、休日や夜間に入院が必要な救急患者の診療体制を確保するため、地域ごとにその日の当番病院を決める「輪番制」の導入を検討すると表明した。府内では専門医の少ない小児科、眼科、耳鼻科で実施しているが、内科や外科にも拡大する方向だ。

 橋下氏は同日、府庁で多田利喜・富田林市長らと会談。「府内の救急病院の需要をリサーチする。見込みを立て、輪番制の形で救急病院が疲弊しているのを緩和しなければ」と述べた。約260の2次救急病院を対象に、年間20日前後の当番を決める制度づくりを検討。4月に府としての結論をまとめる。

 救急医療情報システムについても、「(空きベッド情報を)入力しない(病院の)方が悪いというのは無責任。受け入れ病院の情報を集めるのは行政の責任だ」と述べ、主体的に情報収集するよう指示した。

 ◇所信表明も「暫定的」に

 また橋下氏は2月府議会の所信表明で、府政に対する自らのビジョンは示さないことを明らかにした。「就任してからこの期間で所信表明を確立して、ビジョンを立てろと言っても到底無理。暫定予算である以上は、暫定的な所信表明にならざるを得ない」と述べた。【大場弘行、石川隆宣】

毎日新聞 2008年2月13日 大阪朝刊

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