「待遇不満」の内部犯行か/毒ギョーザ |
中国製ギョーザ中毒事件で、河北省石家荘市当局者は12日、同市公安局に設置した特別捜査チームが「職場の待遇などに不満を持つ人間の犯行」との見方を強め、ギョーザを製造した「天洋食品」の工場関係者らによる内部犯行の線で捜査を進めていることを明らかにした。
同事件で、当局者が容疑者像を明らかにしたのは初めて。
この当局者は、今春に予定されている胡錦濤国家主席の訪日を念頭に「それ以前に解決されるのは間違いない。それだけの態勢を組んでいる」と述べ、事件の早期解決を目指していることを強調した。捜査には石家荘市の公安局だけでなく北京から公安省関係者も加わっており、中央政府が事件解明を重視していることを示している。
当局者によると、同市公安局に設置された特別捜査チームはこれまでに複数の従業員から任意で事情聴取。犯行動機は「反日」とは関係なく、「労働条件や工場幹部に対する不満」の可能性が強いとの見方を示した。
また、事件が「中日の外交問題に発展しかねない」との恐れを指摘。地元当局幹部らが中央政府などから「大きな圧力」を受けており、特別捜査チームが春節(旧正月)休み返上で捜査に全力を挙げているとした。
天洋食品の工場には12日午前、前日に続き同市公安当局の車が複数台入った。捜査員とみられる男性らが製造棟などの各施設内に入り、捜査を行ったもようだ。
春節休みは12日まで。
(共同)
【毒ギョー記事特集】
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[ 2008年02月12日 19:38 速報記事 ]
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