首都圏放送センター

2008年2月13日 15時52分更新

人気漫画の販売禁止申し立て


型破りな弁護士の活躍をえがいた井浦秀夫さんの人気漫画「弁護士のくず」について、東京の弁護士が「自分の小説の盗作だ」として、連載している雑誌の販売を禁止するよう東京地方裁判所に申し立てました。

盗作と指摘されたのは、小学館が発行する漫画雑誌「ビッグコミックオリジナル」に連載されている井浦秀夫さんの作品「弁護士のくず」です。
型破りな弁護士の活躍をえがいたこの漫画はテレビドラマにもなり、人気を集めています。
これについて、東京の内田雅敏弁護士が「去年の12月から始まった新しい話は、自分の活動をかいた小説の盗作だ」と主張し、すでに発行された「ビッグコミックオリジナル」と今月20日に発行される次の号などの販売を禁止するよう、13日、東京地方裁判所に仮処分を申し立てました。
内田弁護士によりますと、井浦さんの漫画は、あらすじや細かい表現が小説とそっくりだということです。
今回の申し立てについて、小学館は「まだ詳細を把握していないのでコメントきないし、いまの時点では井浦さんへの取材にも応じられない」と話しています。