福岡放送局

2008年2月13日 12時31分更新

次世代のあまおう品種開発へ

福岡県は、いちごの高級品として知られる「あまおう」の輸出を促進するため、ヨーロッパなどに輸出しても十分に日持ちする次世代の品種の開発に、来年度から取り組む方針です。

福岡県が独自に開発した「あまおう」は、いちごの高級品として国内への出荷だけでなく、香港や台湾などにも輸出され、日本から海外に輸出されるいちごの8割を占めています。
福岡県は、「あまおう」のアジア市場での人気が高いことから、さらに、アメリカやヨーロッパなどに輸出しても十分に日持ちする次世代の品種の開発に取り組むことになったものです。
具体的には、今後5年間で3万株以上の交配した苗の中から、長時間の輸送に耐えるいたみにくい品種を選び出して育てていくというものです。このため、福岡県は来年度の予算案に、研究開発費として5400万円余りを計上し、県の農業総合試験場で本格的な研究に取り組む方針です。