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割りばし死亡事故の判決のことである。
新聞によると、裁判では、被告の医師が
�ヽ笋蠅个靴�刺さったことによる頭蓋骨内損傷を予見できたか（予見可能性）
��適切な治療をすれば園児の命を救うことができたか（回避可能性）が
大きな争点になった、とある。
裁判長は、
「被告は割りばしが刺さって脳に損傷が生じた可能性を想定すべきだったが、軽症と思い込み、小型カメラやＣＴ検査を行い、脳神経外科に引き継ぐ義務を怠った」と述べ、被告の過失を認めている。
にもかかわらず、裁判長は
「致死的な静脈還流障害」と認定。
「被告が直ちに脳神経外科医に引き継いだとしても治療は困難で、救命はもとより延命可能性も極めて低かった」として、過失と死亡との因果関係を否定、罪には問えないとしている。
また裁判長は、
園児のカルテにあった「髄膜炎の可能性もある」などの記載について、
「園児の急死に動転した被告が、落ち度を自覚し、取り繕うとして書き加えた」と指摘した。
つまり�，硫畆困惑Г瓩襪�、�△竜潴寝椎柔�は認めることができないから無罪という訳である。
どうせ救えない命だったんだから、適切でない処置であっても仕方がない、と言っているようなものである。
業務上過失致死罪は成立しない、無罪というのはどうにも納得できない。
まとめてみると
�〕集�可能性有り ��回避可能性有り 有罪だと思う
�〕集�可能性有り ��回避可能性無し 今回の事案
�〕集�可能性無し ��回避可能性無し 無罪だと思う
つまり、グレーゾーンである。「疑わしきは被告人の利益に」の世界だろうか。
原告のご両親が直ちに控訴したのは当然かもしれない。
また民事の損害賠償はもっとすんなり認められかもしれないし、これも藤沢女性死亡事件のように民事の事実認定、判決が高裁の判決に影響を与える事案かもしれない。
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私もこれはおかしな判決だな、と思ってしまいました。可能性を追求して救命を行うのが医師の仕事だと思うからです。そんな単純ではないのでしょうか？
2006/3/31(金) 午前 7:27
すみません、報道等良く見てないので・・。この医師が問われてる罪は、「業務上過失致死」？・・。大型者の運転手は、事故を起こしたときに、しばしば（というか簡単に）この罪に問われますが・・。私も同感でした。この訳のわからない判決は・。
2006/3/31(金) 午前 11:44 [ Mr.Qoo ]
GENDAIさんやMr．Qooさんのおっしゃるとおりです。�，鉢△�揃わなけば業過死罪の構成要件が成立しない、という問題かもしれませんが、なんとも被害者や家族を突き放したような冷たい判決だと感じてしまいます。
2006/3/31(金) 午後 0:32
「医療の限界」を「医療ミスだ」として訴えた事件の典型ですね。
「100人中99人が、割り箸が脳に刺さっている事を予見不可能」であっただろう…と言われている物を「医療ミスだ」と訴えてるんですよね。コレ。
医師は神様じゃありませんから、全ての命を救命できる訳ではないのですが、誰が診てもどうしようもならなかった事を「死んだら医療ミス」とばかりに訴えるケースが多いんですよね。
加古川心筋梗塞事件しかり、奈良心タンポナーデ事件しかり、福島県立大野病院事件しかり…。
誰がやっても助けられなかったであろう「医療の限界」まで「医療ミス」とされてしまったら、マトモな医療は出来なくなりますよ。
2008/2/12(火) 午後 9:54 [ punit_igo ]
脳神経外科医に引継ぎもしないで、どうして「医療の限界」と言えるのですか。
2008/2/13(水) 午前 7:17
そりゃ「100人中99人が、割り箸が脳に刺さっている事を予見不可能」だったからでしょう。
「頭蓋を損傷する事なく脳に刺さっていた」…って事実は、死後、折れた割り箸がレントゲンでもＣＴでも判別不能で、変死の疑いで司法解剖してやっと見つかったんですから。
「頭蓋を損傷する事なく脳に刺さっていた」という事を予見できなければ、脳神経外科医に引継ぎしないのは当たり前でしょう。
2008/2/13(水) 午前 9:22 [ punit_igo ]
裁判長自身が被告人の過失を認めているじゃありませんか。＞裁判長は、「被告は割りばしが刺さって脳に損傷が生じた可能性を想定すべきだったが、軽症と思い込み、小型カメラやＣＴ検査を行い、脳神経外科に引き継ぐ義務を怠った」と述べ、被告の過失を認めている。
2008/2/13(水) 午前 9:59
「後出しジャンケン」の司法は何とでも言えますよ。
2008/2/13(水) 午前 10:08 [ punit_igo ]
結果責任を問うのが司法の場じゃありませんか。
2008/2/13(水) 午前 10:25
http://www.geocities.com/erjapan/qa.html#warib
「割り箸でのどを突きました」とだけいわれて、その割り箸が頭蓋内に残っていると、誰が想定できますか？
2008/2/13(水) 午前 10:41 [ yearnote992000 ]
＞結果責任を問うのが司法の場じゃありませんか。
そうですよね！
この裁判でも「結果責任を問う」ているんですよね！
私は法律や裁判のことはよく知りませんが、
ブログ主さんが言っているので間違いないでしょう！
この判決に賛成する人は、もうすこしこのブログ主さんの
おっしゃることを考えてみてはいかがでしょう！？
2008/2/13(水) 午前 10:47 [ 取りすがり ]
診療行為というのは結果を100％保証する契約ではありません。そのことがわかっていない人が多いから、言いがかりのような医療訴訟が増えているのです。
2008/2/13(水) 午前 10:51 [ yearnote992000 ]
誤診は過失ではないですか。
2008/2/13(水) 午前 11:01
「100人中99人が、割り箸が脳に刺さっている事を予見不可能」なのに、1％のミスも許さないというお考えですか？不可抗力な出来事は往々にしてあります。
結果的には誤診と言えなくもないですが、ではどうやったら診断がつけられたと思います？生きている時点で解剖しますか？
2008/2/13(水) 午前 11:06 [ yearnote992000 ]
割り箸が刺さっていることを予見できなかったのは
どう考えても誤診ではないでしょう。
「�〕集�可能性有り ��回避可能性有り 有罪だと思う
�〕集�可能性有り ��回避可能性無し 今回の事案
�〕集�可能性無し ��回避可能性無し 無罪だと思う」
�〕集�可能性なし ��回避可能性無し →無罪が今回の結果であり
妥当な判決でしょう。
割り箸が脳に刺さるという事が頻回に、もしくは時折事故として起こっているならば、その可能性を考えないのは誤診になると思うけど、
通常はありえない。
もし、偶然にもこのときに割り箸が刺さっていることを発見して
脳外科に引き継いだとしても、救命できている可能性はきわめて低い。
過失、誤診により命を落としたという主張は認められなくて当然。
2008/2/13(水) 午前 11:10 [ 通りすがりの人 ]
こんにちは。そもそも最初のエントリで「わけのわからん判決」とご自身でおっしゃってるとおりでして、最初からこの刑事判決自体が間違っている。つまり罪を問われる過失はなかった（結果としての過失はあったかもしれないが、それ自体は決して罪ではない）ということではないかと。
罪を問われるようなことをしていないのに、判決で無罪をいうにもかかわらず余計な一文を付け加えた最初の判決がおかしいと思われます。これ自体は被害者救済、医師への更なる精進を求めた諌めのニュアンスがあるのかと思われますが、無駄な一文だという声は法曹内にもあります
2008/2/13(水) 午前 11:16 [ 124 ]
医者が万全を尽くしていれば子どもが亡くなったとしても遺族側は控訴もしないし民事訴訟も起こさないでしょう。そこをよく考えて下さい。医師のモラルが問われている裁判でもあるのです。あとで自分のミスを取り繕うところは福岡の飲酒運転事故を連想させますね。
2008/2/13(水) 午前 11:22
＜結果責任を問うのが司法の場じゃありませんか。
それならば、例えば、
●「助かるのは十人に一人」という難しい手術。
●だが、その手術を受ける以外に助かる方法が無い。
●手術を受けなければ、死を待つのみ。
本人と家族の承諾を得、その手術を行い、
医療スタッフは最善を尽くしたが、
力及ばず、患者は亡くなってしまった。
これは「医療の限界」か「医療ミス」か。
…。
……。
………。
「患者死亡」という結果だけを見て「死んだら医療ミス」と言うのならば、今後、マトモな医療は行われなくなるでしょう。
いくらプロとはいえ、医者はスーパーマンじゃありませんから。
2008/2/13(水) 午前 11:24 [ punit_igo ]
直前のコメントを読んで下さい。
2008/2/13(水) 午前 11:26
万全？
何を持って万全とするのでしょうか？
なにも考えずに検査をやたらにすることが万全ですか？
ついでにいえば、万全を尽くさなかったことに対する訴訟ではないでしょう？
死亡原因を医師の過失に責任を認めさせようとしている裁判でしょう？責任云々に関しては当然無罪。
モラルを問うなら、精神的苦痛を受けたとして裁判を起こすべき。
混合しないで下さい。
2008/2/13(水) 午前 11:32 [ 通りすがりの人 ]
＜医者が万全を尽くしていれば子どもが亡くなったとしても
＜遺族側は控訴もしないし民事訴訟も起こさないでしょう。
ダウト。
もしそうならば、加古川心筋梗塞事件、奈良心タンポナーデ事件、福島県立大野病院事件…なんて裁判沙汰は起きてません。
誠心誠意で治療に当たってもどうにもならなかった「医療の限界」を、「死んだら医療ミス」とばかりに訴える人間が多いんですよ、今の世の中は。
2008/2/13(水) 午前 11:33 [ punit_igo ]
＞医者が万全を尽くしていれば子どもが亡くなったとしても遺族側は控訴もしないし民事訴訟も起こさないでしょう
うーん、こういう言い方はちょっとずるいんじゃないのかなあ。けんめいさんは自分が理不尽に訴訟を起こされたらそれは全部自分のせいだと思うのでしょうか？自分も裁判を民事で起こされかけた立場ですが、こんなこと言われたらたまったもdんじゃないです（私の場合は向こうが引き下がりましたが）けんめいさんは裁判起こされた人に全部「あんたが悪い」というのですか？
医者と患者の「万全の医療」という意識に対する乖離が問題ということで、そのあたりを改善していきたいというのならそれに対して異論はないです。ただ今回の場合は超レアケースだったと思いますし、訳わからんと最初にけんめいさんが書いてるとおり、最初の判決が変なのでしょう。
2008/2/13(水) 午前 11:33 [ 124 ]
批判コメントを書いている人はいったい何を考えているのでしょうか？！
「この裁判では結果責任を問い」、
「誤診だから過失」であり、
「万全を尽くしていれば患者は訴えない」
んですよ？！
これまでたくさんの記事を書いてきたブログ主さんがそう仰ってるんですから！
仮に少々間違いがあっても、ブログ主さんが後でこの記事を消すことなんて
絶対にしないはずです！
批判をされている皆さんは、遺族の方が書かれた本でも読んでみてはいかがですか？
Amazonのレビューだって、全ては読んでいませんがきっと遺族を応援するレビューで
いっぱいのはずです！
Amazon.co.jp： 「割り箸が脳に刺さったわが子」と「大病院の態度」 (小学館文庫)
杉野 文栄
ttp://www.amazon.co.jp/dp/4094047417/
2008/2/13(水) 午前 11:35 [ 取りすがり ]
>取りすがり
おまいわざと貼ってるだろう(笑)
2008/2/13(水) 午前 11:40 [ tomju ]