帰ってきた☆岡村靖幸オン・ステージ☆
2006年2月22日
裁判傍聴人として、はずすことのできない岡村靖幸の裁判が明日あると、阿曽さんに教わり(ありがとう阿曽さん!)、前回行けなかったユキちゃんとともに、急遽早起きして行って参りました。
それにしても岡村ちゃんが控訴していたとは…迂闊でした。
でも、よく考えると確かに控訴正解です。
だって、、、
控訴すれば、今回の刑確定がのびて、前回の刑(1年6ヶ月)が消えるのでしょう(たぶんだけど)。
後半は11時からなのですが、緊張して8時に目が覚めてしまいました。
はじめてのデートの様な緊張感です。
せっかくなので、10時からの「強制わいせつ・公然わいせつ」も見ることにして、ワタクシは裁判所へ向かいました。
10時からの強制わいせつはありきたりな電車の痴漢裁判(妻が出廷中)だったので、出待ちをするファンの様に715法廷に行きました。
裁判が始まる30分以上前に法廷に行くなんてはじめてです。
法廷に入るとすでに、被告人の嫁のような表情のユキちゃんがいました。
前回、ファンが殺到したため、ぎりぎりで傍聴できなかったため、
早めにきたそうです・・・傍聴人魂をみました。
一つ前の演目として、殺人未遂の控訴審の判決がありました。
自分はアパート中から嫌がらせを受けていると思いこみ、
刺身包丁でやにわに「このやろう」といいながら隣人を刺したそうです。
いい事件だ…でも、岡村ちゃんの前にはそんな素敵事件もかすんでしまいます(言い過ぎ)。
弁護士は前回の素敵おばあちゃんでした。
役者はそろった…私はわくわくしながら岡村ちゃんの登場を待ちました。
昨年の素敵裁判ベスト3に入る、岡村靖幸&おばあちゃん弁護士のペアです。
トリノオリンピックとかマジでどうでもないんですけど、なんか、夫婦でフィギュアとかやってるカップル並の輝きを感じました(たぶん気のせいです)。
傍聴席はフツーにおじちゃんとかおばちゃんとかよく見る顔とかがちらほら。
見事にファンの姿はありませんでした(あ、でも一人だけそれっぽいのがいたかも…微妙なファッションのぽっちゃりとしたメガネ女子)。
でも、その方が岡村ちゃんにとってはよかったのかもしれません。
あたしが芸能人だったらぜったいみられたくないもん。
前回の後半(地裁)では、髪をひとつにまとめ、アップルのエンジニアのような風情だった岡村ちゃん。
ファンの復帰の声に支えられて、どれだけ絶頂期に近くなって(やせて)出てくるんでしょうか…やがて、警察官につれられて岡村ちゃんが入ってきました。
太ってる。。。
しかも、髪はぼさぼさ(くさそう)、黒縁おしゃれ系(なつもりっぽい)セルロイド眼鏡は曲がり、黒いスーツと白シャツはしわしわでした。
目はうつろで、顔の色も悪く、口はむっつりとして、口元は下がっていました。
なんか、太った長州小力(みたことないけど)みたいでした。
前回のジェルで固めたような髪は「天然の岡村ちゃん油」だったことがわかりました。
しかも極めつけに、ジャケットの尻の部分が異様に汚れていました。
よくファンの人は「どんな彼でもいい」とかいうけど…これは…ちょっと…。。。
岡村ちゃんが前に呼ばれました。
ふと尻を見ると、汚れた布がまくれあがってお尻(ズボン)が丸見えでした。
前の時より太って見えますが、お尻はキュ☆としてました(尻フェチなんです)。
裁判長「名前は?」
岡村「岡村靖幸です」
裁「職業は?」
岡「ミュージシャンです」
裁「住所は?」
岡「引き払いました」
裁「本籍があるでしょう」
岡「憶えていません」
すると裁判長は、岡村ちゃんの本籍を「千葉県・・・(自粛)ですね?」と、番地まで読み上げました。
うわ…芸能人なのに。
控訴理由をおばあちゃん弁護士が「重すぎる」といいました。
えっと…1年6ヶ月って重いんですかね?
普通だと思うんですけど・・・あ、控訴が目的だからいいのか。
さらに、岡村ちゃんは「贖罪協会」に50万円寄付したそうです。男前です(笑)。
でも、、、これに寄付して罪が軽くなった人っているんですかね?
今日は二人の証人がきていました。
岡村ちゃんのバックバンドのギターの人
岡村ちゃんの母
最初にギターの人(以下「ギター」)が証言台に立ちました。
岡村ちゃんとは15年の付き合いだそうです。
今日も弁護士のっけから飛ばします。
いきなり「岡村ヤスキ」っていったし。
でも、なんか、少女みたいで、かわいいんです…(うふ)。
弁護士「あなたは岡山出身。大学は関西大学?」
ギター「関西学院大学です」
弁「専攻は?」
ギ「(失笑)英文学です」
弁「となると、バンドは独学で・・・ハァァァ〜(やたら感心)岡村くんの才能は?」
ギ「天才的。人柄もまじめで誠実だとおもいます」
証人の出身大学(しかも岡村ちゃんは高校中退なのに)を聞く弁護士ってはじめてです。
弁「曲作り、ソング(でた、「ソング」!)、歌う…プロデュースまでやっているんだね・・・新聞やテレビで見たと思うけれど、覚せい剤でお調べを…ご審議をうけて居たのは知っていた?」
ギ「いいえ。信じられません。社会的な曲もあるので、ドラッグの深刻さを今回認識したわけで、間違いなくメッセージを創っていくと信じています」
弁「せっかく裁判所にいらしたのですから(あんたが呼んだクセに・・・)、裁判所におっしゃりたい事はどんなことですか?」
ギ「社会的メッセージのある曲を作ってきたので、今回その中にドラッグの問題が認識されていると思いますので…えー、、、そうですねー、、、、(こじつけ考え中らしい 笑)その問題の認識が高い間に復帰してもらいたいので、できれば減刑をお願いします」
・・・なるほど。
「ドラッグが抜けないうちに、ドラッグで逮捕された恐怖が抜けないうちに、曲をつくりたいから、早く社会復帰させろ」・・・すごい論理展開です。
たとえばミステリー作家が人を殺す感覚を得たい為に殺人をして、それを作品にしたいから早く釈放しろ、といっているようなもんです。
うーん…。
つぎに検察側からの質問の時間になりました。
裁判官「検察官 質問ありますか?」
検察官「ありません(即答)」
うわ、争う間もなくスルーだ…。。。
次に岡村ちゃん母(以下・「母」)が証言台にあがりました。
苦労して子供を育て、歳を経てから成り上がった顔でした。
ああ、こういう犬いたなぁ…。
またも弁護士は岡村ちゃんの生い立ちを赤裸々に語り(前回の傍聴記参照)、裁判長に生い立ちの不幸による減刑を訴えました(たぶん。っていうか、そうじゃなかったらただの不幸自慢)。
ミュージシャンを目指して上京した岡村ちゃんに、お母さんは月3万円を仕送りしていたそうです。しかし、1年半たったある日、「金はもういらない」と電話があったそうです。その後、お母さんは、息子の華々しい部分だけを見て過ごしてきました。
薬物で捕まったことを知らず、今回捕まったことも新聞で知り、娘(岡村ちゃんの妹。美人)に問いただしたそうです。
体調がすぐれないにも関わらず、急いで上京した母に、岡村ちゃんは「安心してくれ」といったそうです。
母「覚せい剤がどうして厳しく処罰されるのか、私たちには、分かりません。でも、法を犯すということは私の世界では考えられません」
弁「意志が弱い人なんですかねぇ・・・」
母「意志は強いとおもうんですけどね・・・(なんだか井戸端会議みたいな風景だ)」
弁「お母さんに土下座してあやまったのでしょう?」
母「それはいっていました。」
芸能界で売れ、光り輝く部分だけを母親には見せたい…息子の悲しい性・・・スターの喜びと悲しみがそこにありました。
・・・これには検察と裁判長もぐっと来たはず!
そして、検察側の質問タイム。
裁判長「検察側、何かありますか?」
検察「ありません(即答)」
うわ。。。スルーだ…
次に岡村ちゃんへの質問タイムになりました。
弁「お母さんをみて、どうですか?」
岡「苦しいです」
弁「覚せい剤がどんなにわるいか、分かった?」
岡「わかります。気の迷いでした。合法ドラッグと思ってやってしまった(←「合法ドラック」ってとこ、やたらハッキリ強調してました)。すぐ捨てましたけど…(だれも質問してないのに、やたらアピールしてました)。」
やっぱり…「イラン人にポケットにシャブ入れられたけど合法ドラッグだと思って吸っちゃった作戦」でいくんですね…。
弁「しかし、いずれにしても、たくさんのファンを抱えていて、更正できた…たくさんのファンの人から社会で活躍して欲しいという声があるのだから(なんか手紙?の束を持ってる。300通ぐらい?)一生償って行かなくてはならないよ。実行できる?」
岡「もちろん。身をもって・・・」
岡「5月からの拘束で、3つ考えました(被告人というのは、拘置所でどうしても3つの事を考えたがるみたいですね)。
一つは、両親、妹、家族、と芸能活動というのは諸刃の剣で、家族を苦しめてしまうということ。申し訳ないと言うこと。
二つ目は、サポートメンバー、スタッフに苦労をかけたということ。イベントや大きいコンサート(←「大きい」ここも強調してました)が、すべて飛びました。えーーーーーっと…スタッフにも家族や子供がいて…責任を思うと苦しいです…。
三つ目は、ファンを裏切ったこと。一生考えて、反省して、苦しんでいます…獄中で考えていたのは、歌にして一生のテーマとしてやっていこうと考えました。」
岡村ちゃんの長い一人語りが終わりました。
傍聴席は水を打ったよう・・・沈黙を破るように、裁判長がいいました。
裁判長「検察側、質問ありますか?」
検察官「ありません(即答)」
裁判長「(ごそごそ)…(のんきな口調で)では、おわりです」
検察はおろか、裁判官まで見事にスルーしていました。
判決…棄却なんだろうな…。
法廷を出たところで、某大手新聞社の記者さんに裁判の内容を聞かれました。
マスコミ慣れしていない私たちは浮つきまくり、「そんな細かいところまで…いい…」と思われながら、「岡村ちゃんの尻が」「岡村ちゃんの髪が」と、裁判の内容とほとんど関係ない部分ばかり語りまくりました。
ちょっと傍聴人として大人になったなぁとおもいました☆
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純愛カウンセリング 著者:岡村 靖幸 |
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