2008年 2月 12日
長男を熱湯に・・父親を逮捕
生後7ヵ月の長男を熱湯に入れてやけどをさせたとして岡山市の父親が12日、殺人未遂の疑いで警察に逮捕されました。父親は「育児に疲れた」と供述しています。殺人未遂の疑いで逮捕されたのは岡山市南輝のトラック運転手正影一広容疑者(25)です。警察の調べによりますと正影容疑者は11日、午後9時45分頃、自宅の浴槽にためた熱湯に生後7ヵ月の長男を入れて殺害しようとした疑いです。長男が泣き叫んだため正影容疑者は長男を風呂から引き上げましたが足などにやけどを負い重傷となっています。病院から虐待の疑いがあるとの通報を受け警察が調べたところ犯行を認めたため逮捕したものです。正影容疑者は22歳の妻と長男の3人暮らしで警察の調べに対して「育児に疲れた」などと供述し、容疑を認めていると言うことです。

岡山市職員を万引きで現行犯逮捕
公務員の不祥事が相次ぎました。岡山市では市の職員が家電量販店でパソコンソフトなどを万引きし、窃盗の現行犯で警察に逮捕されました。窃盗の現行犯で逮捕されたのは岡山市役所市民課の藤井清治容疑者(36)です。警察の調べによりますと藤井容疑者は11日、午後6時半頃、岡山市の家電量販店でパソコンソフトなど7点、約2万9千円相当を万引きしたものです。藤井容疑者は持参した手提げバッグに商品を入れレジを通らず店の外に出たところを警備員に呼び止められその場で現行犯逮捕されました。岡山市によりますと藤井容疑者はおととし11月にも岡山市のCD店でDVDを万引きし逮捕されていたということで、市では12日付けで藤井容疑者を懲戒免職処分にしました。

高松市職員、住居侵入で現行犯逮捕
高松市では市の選挙管理委員会に勤務する嘱託職員が香川大学の女子寮に侵入し、警察に現行犯逮捕されました。住居侵入の現行犯で逮捕されたのは、高松市の選挙管理委員会の職員で、高松市扇町に住む宇野毅容疑者(24)です。警察の調べによりますと、宇野容疑者は、12日、午前6時ごろ、高松市西宝町にある香川大学の女子寮に侵入しているのを寮の学生に発見され、駆けつけた警察官に現行犯逮捕されました。警察の取り調べに対し宇野容疑者は、女子大学生にわいせつな行為をする目的で侵入したと供述し、犯行を大筋で認めていると言うことです。この女子寮では先月下旬、現金や下着が盗まれる窃盗事件があり、警察が警戒していました。宇野容疑者は、高松市の選挙管理委員会に非常勤の嘱託職員として、去年5月から勤務していました。警察では、窃盗事件についても宇野容疑者を追及する方針です。

チボリ公園のあり方、結論先送り
倉敷チボリ公園を運営するチボリ・ジャパン社の取締役会が11日、開かれました。閉園か存続か、結論はまたしても先送りとなりました。チボリ公園を巡っては、土地を所有するクラボウが、チボリ・ジャパンの中核企業になる意思がないこと、県が撤退した場合、チボリ・ジャパンに直接土地を貸す意思が無いことを表明しています。これを受けて取締役会では、一部の役員から公園を存続させる可能性を改めて探るべきと意見が出ましたが、消極的な意見もあり、結局結論は、またも先送りとなりました。チボリ・ジャパン社は来月下旬に開かれる次回の取締役会までに、今後公園をどのようにして残すことが出来るのか、意見を集約したいとしています。

岡山県内で火事相次ぐ、2人死傷
12日早朝、岡山県内で2件の住宅火災が相次ぎ、2人が死傷しました。12日午前4時前、岡山市矢津の無職・下熊正好さん(81)の住宅から火が出ているのを近所の人が見つけ、119番通報しました。火は約1時間後に消し止められましたが、木造瓦ぶき2階建ての母屋、約130平方メートルと納屋約60平方メートルを全焼しました。警察によりますと、母屋の1階から1人の遺体が見つかりました。下熊さんは1人暮らしで、火事の後、行方が分からなくなっていることから、警察は、見つかった遺体は下熊さんとみて、身元の確認を急ぐと共に火事の原因を調べています。一方、岡山県勝央町でも、12日早朝、住宅を全焼する火事がありました。12日午前6時前、勝央町の無職、厨子末広さんの(65)住宅から火が出ているのを近所の人が見つけ消防に通報しました。消防車が駆けつけ消火活動に当たった結果、木造2階建ての住宅約120平方メートルを全焼し、火は約1時間後に消し止められました。警察によりますと、この火事で火事のあった家に1人で住む厨子さんが、逃げ出そうと2階から飛び降りた際、腰などを打つ軽いケガをしたということで、現在、病院で手当てを受けています。

伊豫商事債権者集会
銀行から多額の融資金をだまし取ったとして社長らが逮捕され、破産手続きが行われている岡山市の紙製品卸売会社・伊豫商事の債権者集会が岡山市で開かれ、裁判所に500億円を超える負債を届け出ていることが分かりました。岡山地方裁判所で非公開で行われた債権者集会には取引のあった金融機関などが出席しました。関係者によりますと管財人の弁護士から伊豫商事が500億円を超える負債を裁判所に届け出ていることが明らかにされたという事です。伊豫商事は、社長らが高額の納税証明書を偽造し経営状態が順調なように装い、複数の銀行から融資名目で総額150億円をだまし取ったとして逮捕され、去年10月から破産手続きが進められています。

岡山の公立高校で自己推薦入試始まる
岡山県の公立高校で自己推薦の入試が行われました。このうち、岡山市の岡山操山高校では32人の定員に対して、179人が受検し、総合的な学力を問う適正検査と面接に臨みました。県教育委員会によりますと今年は、県内58の公立高校に1万4023人が受験していて、最高倍率は岡山朝日高校普通科の10.53倍となっています。12日、行われた入試のうち、岡山市の岡山御津高校では一部の会場でトラブルがありました。監督の教諭が試験開始の指示をしなかったため、35人が7分遅れで検査を開始しました。学校では該当者の検査時間を7分延長し対応しました。試験の合否は今月19日に中学校を通じて本人に通知されます。

花の消費拡大を!幼稚園にキャラバン隊
子供たちに岡山県産の花に親しんでもらい消費拡大につなげようと倉敷市の幼稚園に花をPRするキャラバン隊が訪れました。この催しは、子供たちに花の美しさに触れてもらうことで、豊かな心を育む「花育」をしようと、岡山県などが初めて行ったものです。イベントには船穂幼稚園の園児と保護者約60人が参加し、最初に、牛乳パックに新聞を貼り付けて花入れを作りました。そして、地元の船穂町で生産された色とりどりのスイートピーをいけていました。岡山県ではこうした取り組みを通じて広く花に親しんでもらい消費拡大につなげていきたいとしています。