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米白人、50年には半数以下に 移民急増が理由と調査機関

2008.2.12 16:32

 3億人を突破したばかりの米国の人口が、増え続ける移民により今世紀半ばには4億3800万人に達し、2005年時点で7割近くを占めた白人の割合が半分以下になる見通しであることが11日、米調査機関「ピュー・リサーチ・センター」の報告で明らかになった。

 移民の中ではスペイン語圏出身のヒスパニック系の増加率が最も大きく、総人口に占める割合は05年の14%から50年には29%へと膨らむ。今回の米大統領選でも見られるヒスパニック系市民の政治的影響力はさらに拡大し、社会の変容が進みそうだ。

 同センターの予測によると、05年に2億9600万人だった人口は、現在のペースで増え続ければ50年には4億3800万人に到達。増加する約1億4200万人のうち8割余りを新たな移民とその子孫が占める。

 急速に膨張する移民人口と比べ、白人の増加率は鈍いため、総人口に占める割合は05年の67%から50年には47%に低下する見通し。黒人は横ばいの13%、アジア系は4ポイント増の9%になると予測されている。

 米統計局によると、11日現在の米人口は3億300万人余り。(共同)

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