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説明、治療に過失と新大提訴
新潟大学医歯学総合病院(新潟市)で診療を受けていた娘=当時(20)=が子宮肉腫で死亡したのは医師から病状や手術に関して十分な説明がされず、適切な治療を受けられなかったためとして、十日町市に住む女性の両親が12日までに、病院を運営する新潟大学に対し、4000万円の損害賠償を求める訴訟を地裁長岡支部に起こした。
訴状によると、女性は子宮筋腫治療のため、2004年6月から同病院に通院。同7月、子宮筋腫が破裂したため腹腔鏡下手術を受け、症状が悪化した同8月には子宮を摘出する手術を受けた。しかし2005年7月に子宮肉腫で死亡した。
腹腔鏡下手術の際、手術の方法や危険性について説明がなく、適切な説明がされ、他の手術方法を選択できていれば延命できた可能性が高いなどとしている。
同病院は「訴状を見て対応を検討したい」と話している。
新潟日報2008年2月12日
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