厚生労働省がまとめた「病院報告の概況(2006年)」によれば、病院の100床当たりに従事する医師数は、最多の東京都と最小の山口県の間に2倍以上の開きがあることが分かった。
報告の概況によると、100床当たりに従事する医師数は、東京都が17.7人で最多になり、全国平均の11.1人を6.6人上回った。一方、最小は山口県の7.8人で、全国平均を3.3人下回った。両者の間には約2.3倍の格差があった。
従事者数は、東京以外では、神奈川県(14.1人)、愛知県・京都府(各12.9人)などでも多く、大都市圏への集中を示唆する結果になった。逆に少なかったのは、山口県以外では、鹿児島県(8.0人)、北海道・福島県(8.2人)などだった。
一方、常勤換算した場合の医師の従事者数は国内全体で18万1,191人。最も多いのは東京都の2万3,103人で、これに大阪府の1万3,888人、神奈川県の1万638人が続き、こちらも都市部で多い傾向が目立った。最も少ないのは鳥取県の1,058人。山梨県(1,218人)、福井県(1,316人)も少なかった。
■看護師数は長野が最多
100床当たりの看護師数は、長野県の53.5人が最多で、滋賀県の53.4人、岐阜県の51.8人が続く。最も少ないのは茨城県の44.0人で、これに徳島県(44.1人)、埼玉県(44.7人)が続いた。
更新:2008/02/12 21:34 キャリアブレイン
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08/01/25配信
高次脳機能障害に向き合う 医師・ノンフィクションライター山田規畝子
医師の山田規畝子さんは、脳卒中に伴う高次脳機能障害により外科医としての道を絶たれました。しかし医師として[自分にしかできない仕事]も見えてきたようです。