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救急医療は「最重要課題」 輪番制視野に分析 橋下知事

2008年02月12日

 救急搬送された患者が複数の病院に受け入れを断られた末、死亡する例が相次いだ問題を受けて、大阪府の橋下徹知事は12日、府内の救急医療体制について、「最重要課題の一つ。行政が責任を持って整備すべきだ」との考えを明らかにした。一連の問題が表面化するなどした府内4市町村の首長らが要望に訪れたのに答えた。6月までに救急医療のあり方の方向性を示す意向だ。

 橋下知事は「府が医師をすぐに増やすのは難しい」「どの病院も365日受け入れ態勢を取るのは効率が悪い」と述べ、輪番制への移行で現場の疲弊を緩和する方針を示した。その前提として、4月までに需要の分析や、救急医療情報システムにリアルタイムで情報を反映させる手法の検討を進める方針。府が進めている救急病院の認定基準の見直しについては、「こうした分析結果を見て検討する」とした。

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