アーク・エンジェルズ  
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繁殖レスキュー

 
大阪の大規模繁殖場の閉鎖 その後の経過
  2005年11月1日午後7時より、今回の繁殖場 上司男性2名と繁殖場スタッフ責任者女性1名(内部告発者)と、アークエンジェル代表と会員2名にて、直接 話し合いの場を持つことができました。

10月27日、繁殖場現場より犬の引き出しが困難になりましたのは、内部告発者Kの態度の急変からでした。
他のスタッフたちが今回の件で、涙しながら「これが済めば繁殖場をやめます」という気持ちを私達に話す中、Kだけが「この仕事を続ける」と言っていました。
事が広がり、身の保身を優先したのか、今まで通じていた携帯電話を受けず、約束を次々と破り始めました。

最後にアークエンジェルズ代表が電話をし、「約束を守らず この電話をあなたから切った時には、何らかの行動に移ります」と引導を渡したにも関わらず、Kは電話を切りました。
ですので、これ以上の犬の引き出しをあきらめ、Kの上司に連絡をとり電話にて話し合いを始めました。

上司Mには先ずはじめに「万が一、1匹でも殺処分するようなことがあれば、メディア関係が手配済みであるので直ちに行動に移します」と伝え、数回電話で状況を聞き、後日 話し合いの場を持つ約束を取り付けました。

動物愛護をとても心に持っておられる弁護士の先生がついてくださり、全ての繁殖場における「要望書」を作成し 11月1日に、話し合いの場で「要望書」を手渡し、繁殖場のMが受け取りました。

以下、要望書の内容です。
 

腹犬、種犬、子犬ともに命あるものの殺処分は絶対に行わない事。

繁殖場内の犬猫を動物実験などに払い下げることや、生き物に苦痛を与えることは行わない事。

役目を終えた腹犬、種犬には、避妊、虚勢を施し、一般家庭に里子に出し、家庭犬として過ごさせる事。

里子に出した腹犬、種犬については、貴社HPにて適切な所在と行く末を掲載する事。

病気や疾患のある腹犬、種犬には交配させない事。

腹犬・種犬が遺伝性疾患が無いかの証明書を 販売の際に添付する事。

繁殖目的の犬飼育管理は、朝夕の屋外での散歩を義務付けし、ケージに入れたままにはしない事。

満5歳以上の高齢出産はさせない事。

腹犬は、年1回以上の出産はさせない事。

1頭につき1ケージの場所を与え、1ケージに1個の給水器を設置する事。

繁殖場でのケージの大きさは 立つ・伏せ・周るが出来る充分な大きさである事。

以上、固く尊守するよう動物愛護団体として申し入れ、要望いたします。


  ショップなどで購入した自分のペットの出生の背景さえ知らない(知ろうとしない)飼い主が未だ数多くいる現在、この国の、犬・猫を飼う(買う)人間の意識が変わらない限り、生体販売をするショップやショップに犬・猫を売る繁殖業者は無くなる事はないでしょう。

それならば現段階においてせめて、少しでも一般の家庭犬に近い環境でこの子達が苦痛や悲しみを与えられることなく過ごせる様、この要望書を手渡しました。

我々の活動は、実際のレスキューだけではなく、広く不幸な犬・猫達を救い、動物と人間とのより良い共存の未来を目的としています。

その為に、動物の虐待にあたる行為をするものに対しては、メディアにも協力をいただき真っ向から真剣に、告発も辞さない覚悟で取り組んでいます。

今回の「要望書」に関しましては、まだ繁殖場からの結論は出ていませんが

このような内容の「要望書」を手渡し、受け取らせたということを、ここにご報告いたします。

10月23日、繁殖場にての写真
 

 

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