ニュース: 生活 RSS feed
家庭ごみに5600人分の個人情報 横浜市立小校長 住民指摘で市教委回収
横浜市都筑区の市立茅ケ崎東小学校の丹藤雄二校長(56)が、過去に在籍した市立小4校の児童や保護者の氏名、電話番号など延べ約5600人分の個人情報を記載した文書を家庭ごみとして捨て、市教委が後日、住民からの指摘を受けて回収していたことが12日、分かった。
横浜市は紙類を資源ごみとして回収し、昨年9月に“ルール違反”の家庭から過料2000円を徴収する条例を議会で可決したばかり。市教委は「個人情報保護と分別のマナー、両方の意識が欠如していた」と平謝りだ。
市教委によると、文書は丹藤校長が昭和62年から昨年まで教諭や副校長として在籍した小学校のPTA役員名簿や職員会議の資料のコピーなどA4判約8500枚分。段ボール5箱分をごみ袋に詰め替えて捨てた。
ごみ袋越しに小学校名を印刷した封筒が見えたため、住民がごみ収集事務所に連絡した。丹藤校長は「忙しくて、分別より処理を優先してしまった」と話しているという。