アマ唯一！愛工大１５２キロ左腕長谷部を追加…日本代表候補

　０８年北京五輪出場を狙う日本代表・星野仙一監督（６０）が８日、愛知工大・長谷部康平投手（２２）の代表候補入りを明言した。この日、東京・内幸町のコミッショナー事務局でスタッフ会議を行い、８月のプレ五輪（中国・北京）の金メダル獲得に貢献したアマ屈指の左腕の追加を決めた。

　英断だ。５月に発表した１次候補の入れ替えを検討したスタッフ会議で、アマからただ一人加わったのは長谷部だった。「プロのリリーフ陣の調子がよくない中で、長谷部は十分に任せられる。大抜てきですよ」と星野監督は説明した。

　ＭＡＸ１５２キロの直球を武器にプレ五輪では２試合に登板、３イニング、打者９人を無安打。１日の愛知大学リーグ、名商大戦でも１７奪三振、２安打完封勝利を飾り、この日も中部大を１３Ｋで完封。「チャンスを与える価値のある選手」と指揮官。今秋の大学・社会人ドラフトの１巡目候補が、星野ジャパンの秘密兵器になる。

　愛知工大・長谷部康平投手「選ばれてビックリしています。星野監督はオーラがあって、すごい人だな、と思いました。プロの皆さんについていけるよう、気持ちで負けないように頑張りたい」

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（2007年9月9日06時00分  スポーツ報知）