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【社会】中国ラッキョウ国産と偽る 100トン出荷、栃木の漬物業者2008年2月12日 19時08分
栃木県は12日、中国産のラッキョウなどの漬物の原材料を国産と偽って表示し販売していたとして、同県壬生町の漬物製造販売業「清水漬物工業」に、日本農林規格(JAS)法と景品表示法に基づき改善を指示した。昨年2月から今年1月までの間、漬物を11県に約110トン出荷。うち108トンはラッキョウだった。同社は自主回収を進めている。 清水信幸社長は県の調査に「国産の原材料が手に入りにくくなり、2004年5月ごろから中国産を使っていた」と認めているという。 県によると、同社は「黒酢らっきょう」など31種類の漬物の原材料として、中国産のラッキョウ、かんぴょう、シソの実を使いながら国産と表示していた。商品の大半は、栃木県や鳥取県などの土産物店で販売されていた。 昨年8月、農林水産省に匿名の情報提供があり県が調査したが、清水社長は偽表示を認めなかった。今年1月上旬にも、鳥取県の消費者から同県を通じて情報提供があり、県の再調査に清水社長が偽表示を認めたという。 (共同)
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