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【社会】

16歳少年が起訴事実認める 函館の高3集団暴行死事件

2008年2月12日 18時40分

 北海道函館市で昨年8月、高校3年佐藤智也さん=当時(18)=が集団暴行を受け死亡した事件で、検察官送致(逆送)された少年4人のうち傷害致死罪に問われた元高校生の少年(16)は12日、函館地裁(柴山智裁判長)の初公判で起訴事実を大筋で認めた。

 残る3人の初公判は22日−3月5日にかけて順次開かれる。

 検察側は冒頭陳述で、少年が「意識を取り戻されて警察に名前を出されたらまずいよね」と仲間に話し、現場を立ち去ったことを指摘。また調べに「佐藤さんの顔をサッカーボールのようにけることで、強くてかっこいいところを見せたかった」と動機を供述していたことを明らかにした。

 弁護側は、少年が暴行の中核にいたことは認めた上で「人を死に至らしめるほどの強度の暴行ではなかった。逆送されたのは家裁が暴行の程度や役割を誤ったためだ」と保護処分を求めた。

(共同)
 

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