東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

エイズ報告数最多を更新 07年、1448人

2008年2月12日 19時47分

 厚生労働省のエイズ動向委員会は12日、国内で2007年に新たに報告されたエイズウイルス(HIV)感染者は1048人、エイズ患者は400人で、計1448人に上るとの速報値を発表した。確定まで数が増減する可能性があるが、感染者数が初めて1000人を超え、患者数との合計も過去最多となった。

 感染者・患者の合計報告数は03年以降、5年連続で最多を更新し続けている。

 同委委員長の岩本愛吉東大医科学研究所教授は「検査件数が非常に伸びているが、陽性件数もどんどん増えている。やはり現実に感染している人が増えているのだと考えている」と述べた。

 1448人の内訳は、男性が1336人とほとんどを占めた。感染経路は同性間の性的接触が849人と大半で、異性間の性的接触は367人。薬物の乱用によるものは6人だった。年代別では30代が568人と最も多く、20代が348人、40代が292人と続いた。

(共同)
 

この記事を印刷する