ボーイング元技術者、シャトル機密情報など盗んだ疑いで逮捕=米司法省

2008年 02月 12日 13:28 JST
 

 [ワシントン 11日 ロイター] 米司法省は11日、スペースシャトルを含む航空宇宙開発プログラムに関連した機密情報を中国に渡す目的で盗んだとして、スパイ行為の疑いで米ボーイング(BA.N: 株価, 企業情報, レポート)の元技術者を逮捕したと発表した。

 逮捕されたのはカリフォルニア州在住の中国系米国人ドンファン・チュン被告。1973年にロックウェルに入社し、同社の防衛・宇宙部門を買収したボーイングに96年から2002年まで勤務した後、03年から06年9月まで、ボーイングに契約社員として勤めていた。

 司法省によると、同被告はスペースシャトルやC17輸送機、デルタ4ロケットに関する企業秘密を取得、隠していた疑いが持たれている。

 これとは別に、司法省は11日、政府の機密文書を中国に渡した疑いで、国防総省の職員ら3人を逮捕したことも明らかにした。

 
Photo

編集長のおすすめ