« 中国毒ぎょうざ事件 「過激分子」犯行説に迫る | トップページ | リーブ21が民事訴訟で和解せざるを得なかった、訴えの中身 »

2008年2月10日 (日)

旧アイ・シー・エフ疑惑 週明けに山場 元ライブドア副社長榎本大輔氏の行方は?

デジタル紙の爆弾で既報の旧アイ・シー・エフ(現在のオーベン)
による、広告代理店の大阪第一企画買収を巡る疑惑。

週明け2月12日にも、重大な局面を迎えそうだ。
デジタル紙の爆弾では、梁山泊グループと榎本大輔氏
アイ・シー・エフの関係を詳細に記した内部の
極秘資料を入手した。

梁山泊グループのビタミン愛が、アイ・シー・エフ株を
翼システムから購入したのは、04年1月29日。
取得株は4164株。購入単価は162344円。
仲介したのは、NOVA株でも話題になった濱田雅之氏。
極秘資料によれば、ビタミン愛は約8億円支出している。
うち購入にあてられたのは、6億7千万円あまり。
残りは濱田氏が手数料として、受け取ったという。
その後、川上八巳被告(ビーマップ事件で現在裁判中)
を通じて、榎本氏は梁山泊グループのトップ、
豊臣春国被告(ビーマップ事件で現在裁判中)に接触。
アイ・シー・エフ株を担保に5億円の融資を受けた。
その後、アイ・シー・エフ株は2分割され、
ビタミン愛の持ち株は2倍の8328株に
増えた。04年8月、ビタミン愛は、そのうち
5000株を榎本氏に売却。8億6千万円あまりを
得た。売却代金のうち3億円は梁山泊関連会社、
残りは、東京と大阪の梁山泊グループの会社に
現金で運ばれ、一部は、榎本氏の融資返済にも
充当された。
そして、04年9月末に3000株を26億8千万円
あまりで売却。仲介したのは、川上被告。香港の
YUNGFRAUという会社が購入したことに
なっている。背後には榎本氏がいたとみられる。
豊臣被告は川上被告に、表と裏で1億円ずつ、
合計2億円を謝礼に支払った。04年11月12日と
極秘資料には記されている。
同じ日付で、榎本氏からの融資残金のうち2億円を
返済。そして、アイ・シー・エフの佐藤社長(当時)が
「尊敬してやまない」と語っていた、田塩享寛氏に
1億円が事業資金として融資されている。
ビタミン愛に残った株は、328株。05年2月ごろ、
すべて売却されたという。
配当金なども合わせ、梁山泊グループには約40億円が
転がり込んだという。
「先週末に梁山泊グループの一人が事情聴取に応じ、
かなり長い調書に署名した。もう、立件への条件は
ほぼそろった。あとは逮捕するメンバーだけ。ただ、榎本氏は逮捕かどうか微妙だ」
と捜査関係者はいい、早ければ、週明け2月12日にも
大きな山場を迎えそうだ。

<デジタル紙の爆弾はhttp://kamibaku.comからもお楽しみいただけます>

|

ニュース」カテゴリの記事

事件・事故」カテゴリの記事

企業の内幕」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

裁判・検察・弁護士・司法ネタ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。