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【愛知】

保育士集めに奔走 臨時職員募集の東郷町

2008年2月10日

 保育士の臨時職員が集まらず、東郷町が頭を悩ませている。結婚や出産などで退職者が相次ぎ、新年度は新たに17人程度の臨時職員の採用を計画しているが、これまでに確保できたのは4人。町児童課は「このままでは各保育園への人員配置ができない」と、保育士集めに奔走している。

 東郷町内にある町立保育園は8園。そのうちの一つは社会福祉法人が指定管理者となっており、町が7園の運営にあたる。

 保育士の臨時職員の募集は昨年11月から開始。過去に町内の保育園で働いたことがある人らに声をかけたが、なかなか集まらなかった。このため、1月上旬に保育士養成課程がある県内の大学3校を回って協力を要請した。

 それでも応募者は増えないため、今月11日には、新聞の折り込みチラシにも求人広告を出すことにしている。

 町全体の職員定数の問題などから、正職員は増やせず、臨時職員に頼らざるを得ない面があるという。同町の石原良也児童課長は「保育士の仕事は結構きついというイメージが先行しているのかもしれない」と指摘。「職員確保に向け、粘り強く取り組んでいく」としている。

 臨時職員の時給は通常時間帯で990円、延長保育時間帯で1030円。(問)同課=電0561(38)3111

 (榊原智康)

 

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