厚生労働省は12日、はしかの流行阻止を目指した初の対策会議を開催した。予防接種を受けやすい環境作りなどを担う「麻しん(はしか)対策技術支援チーム」を国立感染症研究所内に設置することなどを決めた。
会議は感染症の専門家や学校関係者などで構成。初会合では、世界と日本におけるはしかの現状と日本の取るべき方向、都道府県との連携について話し合った。
はしかは、昨年若者を中心に猛威を振るい、今年に入ってからも流行のきざしを見せている。1月1~27日に全国の医療機関から報告された患者数は659人に達し、学校閉鎖も出ている。
毎日新聞 2008年2月12日 12時33分 (最終更新時間 2月12日 13時25分)