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フェスゲ落札は韓国の著名経済人ら10人

2008年02月08日

 経営破綻(はたん)した遊園地「フェスティバルゲート」(大阪市浪速区)を8日、落札した都市開発会社「フェスティバル・プラザ・エーピーピー」(同市淀川区)には韓国で有名な経済人が多数出資している。今後、施設は改修され、アジアの笑いや食を世界に発信する拠点に変わるという。

 この日、同市内のホテルで記者会見した同社代表取締役の金大成(キム・デソン)氏は「アジア太平洋時代の拠点となるよう努力したい」と話した。もう一人の代表取締役にはロッテ観光開発の金基炳(キム・ギビョン)会長が就任。出資者は計10人で、ケーブルテレビ会社会長らが名を連ねる。いずれも企業体ではなく個人として出資し、資本金は1億6900万円。

 日韓の貿易取引・投資を支援する韓国貿易センター(KOTRA)調査部は「財閥系列の大会社ではなく、このように個人が集まった形で大規模施設を落札するのは珍しい」と話している。

 記者会見には、同社設立を主導した不動産コンサルタント白龍奎(ペク・ヨンギュ)氏も同席。アジアの「お笑い」を上演する構想を説明し、「アジア太平洋の面白いもの、おいしいものを集め、世界に発信したい」と語った。また、ソウルプリンスホテルの会長でソウル観光協会会長の南相晩(ナム・サンマン)氏は監査役に就任。「大阪の観光事業の活性化と発展に協力したい」と話した。

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