これは、地域のまちおこしについて地元の人たちと交流を深めながら考える関東の学生グループ・『ちち☆ばす』の取り組みの一環として、去年8月に続いて玉野市で行われています。『ちち☆ばす』のメンバーとして訪れたのは、桜美林大学と一橋大学の大学生の2人です。大学生たちは地元の大学生や専門学校生などおよそ10人と共同で、2月17日までの一週間、玉野市内の観光施設などで働きながら、玉野市がより元気になるための提言を玉野市に行います。初日のきょうは、まちづくりに関心のある市民を招き、玉野市の現状や課題、それに課題を解決するための計画について話し合いました。大学生たちは、明日から市内の観光施設などで就業体験を行い、17日までに玉野市の活性化策をまとめることにしています。なお、この大学生たちの取り組みは12日のKCTワイドの中継で詳しくお伝えします。
発表会を行ったのは倉敷市で活動するシャンソン愛好グループ倉敷シャンソン ラ・フルールです。現在、50代や60代を中心に12人の会員がおり、週1回の練習に励んでいます。10日の発表会ではそのうち10人がステージに上がり、1年間の練習の成果を披露しました。フランスの流行歌シャンソンは、中世の吟遊詩人が歌ったものが起源といわれています。ステージに立ったメンバーたちは、生活の苦しさや人生の悲しみ、恋人への愛情といったさまざまなテーマの歌を感情をこめて歌いました。また、今回のステージでは着物に日本髪の衣装で和の要素を取り入れた新しい試みも行われました。会場には多くの人が訪れ、ピアノ、サックス、ベースと美しいシャンソンのハーモニーを心ゆくまで楽しんでいました。
第34期女流名人位戦は、3期目を目指す矢内理絵子女流名人に7年ぶりにタイトル奪取をねらう斎田晴子女流四段の顔合わせで行われました。すべての女流棋士が参加する女流名人位戦では、A級、B級2クラスのリーグ戦を行いAクラスの優勝者が女流名人と5番勝負します。先月28日、静岡市で行われた第一局では、矢内女流名人が先勝しています。午前9時から矢内女流名人先手で始まった第二局は、持ち時間3時間を使い果たす接戦が繰り広げられました。この対局は倉敷市の新市発足40周年を記念して初めて開催されました。午後からは、女流棋士11人による指導対局も行われ、子供から大人までおよそ90人の将棋ファンたちが対局を楽しみました。対局は、大接戦のすえ午後5時10分、先手の矢内女流名人が131手で勝ち2勝目をあげ、3期目のタイトル防衛に王手をかけました。5番勝負の第3局は、2月20日東京の将棋会館で行われます
倉敷市児島塩生に完成した新しい臨港消防署は、これまであった庁舎から北東およそ1.7km先に位置しています。新庁舎の見学会には、地域の人たちおよそ70人が訪れ、完成を祝いました。新しく建てられた臨港消防署は鉄筋コンクリート2階建てで、総事業費はおよそ3億円です。平成16年の台風により、庁舎前の道路が冠水し、消防活動に支障が出たことと、建物の老朽化に伴い、倉敷市が整備しました。新庁舎は、国道430号線沿いに位置していることで、これまで以上に緊急時のすばやい対応が可能となり、さらに敷地面積がおよそ3,000uとこれまでのおよそ3倍になったことで地域の防災活動の拠点としての充実が図られています。見学に訪れた人たちは、消防署員の説明を受け、消防活動で使用する防火服を試着したりして、消防をはじめとする防災業務について理解を深めていました。臨港消防署の新庁舎は3月1日から運行が開始されることになっています。