滋賀朝鮮初級学校(大津市木下町)の児童らによる芸術発表会「ハムケ」(共に)が10日、同市本丸町6の市生涯学習センターで開かれた。子どもたちは約1年間練習してきた歌や演奏を約350人の客の前で披露した。
発表会は81年から毎年開かれ、今回で28回目。幼稚園児から小学6年生までの36人が、舞台上で朝鮮語による演劇や、太鼓の舞をはじめとした民族舞踊、打楽器演奏「チャンダンノリ」など16演目を次々と発表していった。子どもたちの元気いっぱいの姿に、会場からも大きな拍手が送られた。
発表会の終了後、子どもたちは充実した表情を浮かべながら「緊張したけど、多くの人が集まり『頑張ろう』という気持ちになりました」「拍手してくれて、うれしかったです」と話していた。【金志尚】
毎日新聞 2008年2月11日