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橋下知事、35人学級見直しを指示
このニュースのトピックス:学校教育
大阪府の橋下徹知事は9日、府内の全公立小学校で1、2年生を対象に実施している35人学級編成について、財政負担が大きいことを理由に見直しを検討するよう府教委に指示した。検討結果は8月以降の補正予算に反映させる。
橋下知事は「35人学級を導入しない場合、1学級平均37人になる」との試算を示したうえで、「35人学級を維持するためには30億円が必要。2人減らすために30億円を使うのはどうか。国の基準である上限40人という学級の枠組みを採用したとしても、4分の3の学級は35人以下におさまる」と説明している。
35人学級は太田房江前知事が掲げた公約の一つで、小学校低学年できめ細かい指導を行い、学習習慣などを身に付けさせることが目的。
平成16、17年度でそれまでの40人学級から38人学級に移行、18年度は1年生を35人学級とし、19年度には2年生でも導入した。