これが素なんです。

注意して読んでください、いえ、読まないでください。 

私には盗み癖があります。

最初は、好きな人のものを、気を引くために取って、後で返す。
学校のチョークを家に持って帰って遊ぶ。という程度のものでした。

しかし・・・

だんだん、だんだん…　そんなものでは飽き足らなくなってきたのです。

隣の人の消しゴムをそっと自分のポケットにしのばせ、返さなかったり、購買の文房具を盗んでみたり、先生の貴重品を盗んだり、あげくに、友達の下着を盗んだり・・・、 

すでに、「盗み」自体が楽しくなってしまったのです。

ある日、私は、悪意でもって好きな人のTシャツを盗みました。

それはもはや、性欲からではなく、盗みへの欲求そのものでした。

そのシャツは、「盗んだもの」を入れておくと私が決めた、鍵つきの引き出しに入っています。

性対象として手に入れたわけではないので、盗んでからはもう触ってもいませんが、

やっていることはストーカー行為そのものです。

自分がキモチワルイ。 

もう取り返しはつきませんが、謝らなくてはいけません。

でももう、遅いんです。時間がたち過ぎています。

黙って返すにも、多分その人は気づきました。

私がやったということに気づきました。

どうにかして謝りたい。

怖い。

でも謝らなくては。 

しかし、もう嫌われている。

しかし、これ以上一人になりたくないという人間特有の本能。

自分のしでかした悪、
世の人に呆れられる事への恐ろしさで、目がかすみ、気が遠くなります。

日記にこのことを書くのも、実はとても緊張しています。

どうか、見捨てないでくれたら。

この先、この日記に何があっても大丈夫な方、

少しでも、何か解決策があれば教えていただきたいのです。

しがない一人の人間ですが、どうか、どうかよろしくお願いします。

盗み癖の直し方、誤る方法、勇気のつけ方など、なんでも結構です。