憲法を歩く 施行60年
第4部は「貧困と労働」の現場ルポ
【社会】沖縄県民の怒りは頂点 少女暴行容疑で米兵逮捕2008年2月11日 18時18分 沖縄県警沖縄署は11日未明、中学3年の少女(14)を暴行したとして、強姦(ごうかん)の疑いで米海兵隊キャンプコートニー所属の2等軍曹タイロン・ハドナット容疑者(38)=同県北中城村島袋=を逮捕した。「押し倒したりキスしたりしたが、暴行していない」と容疑を否認している。 県の上原昭知事公室長と仲村守和教育長は同日午後、ケビン・メア駐沖縄総領事を訪ね「13年前(1995年)も同様の事件が起き、このようなことが続くと県民の怒りは大変なものになる」と抗議し、再発防止の徹底を要請。メア総領事は「極めて遺憾で、米側としても真摯(しんし)に受け止め、捜査に全面協力していきたい」と述べたという。 沖縄署の調べでは、ハドナット容疑者は10日午後10時半ごろ、同県北谷町北前の公園前路上に止めた車の中で少女に暴行した疑い。 同署によると、ハドナット容疑者は同8時半ごろ、沖縄市の繁華街で、アイスクリーム店から出てきた3人連れの少女たちに英語と片言の日本語で声を掛け、5分ほど会話。「家まで送ってあげる」と1人の少女を大型バイクに乗せ、基地外の容疑者宅へ連れて行き、キスやわいせつな行為を迫った。泣きだした少女を、再び「送ってあげる」と車で連れ出した後、車内で暴行したという。 心配した友人が何度も少女に電話したところ、「助けて」と短く答えて切れたため、午後10時20分ごろ沖縄署へ通報。少女は車を降りた後、友人の母親に電話し、現場近くで署員に保護された。少女の話から、署員が自宅前で車の中にいた容疑者を発見、任意同行を求め緊急逮捕した。 (共同)
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