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緊急徹底反論の反論の反論

2008/02/09 01:30

経緯がわからんとなんとも言えぬよという趣旨のメールがいくつかきていたので、改めてご説明。

1.SBI roboよりメール。「以前の反論記事に対しての反論を松本氏が公開したいとのことなので議論をお願いしたい」
2.返信。「直接の議論をするには身分が違いすぎるので辞退したい。ただ再反論はさせていただく。WEBでのキャラもあるのでまた口汚く罵ることになるがあらかじめお詫びするのでご容赦いただきたい。」
3.これには返信なし。
4.松本氏の反論公開
5.私の反論公開
6.(おそらく入れ違いで)SBI roboよりメール。「技術的議論以外の誹謗中傷は謹んでほしい」
7.技術的議論以外は誹謗中傷とみなす、というように読めてしまうことから、取り急ぎ公開停止。メールで真意を問い合わせ中。

ということで、たぶん単なる意志疎通の行き違いだと思うので、あまり祭らないでください(笑)。ただ、本当に「技術的反論以外は誹謗中傷と見なして法的措置を執る」と言われる可能性もゼロではないため、公開停止は続けます。

われながらヘタレだなぁ・・・いろいろと(笑)。




regarding PHSでマクロセル?

2008/02/06 21:39

と言うことで呼ばれちゃったのでついつい反応。なおっきさんのPHSでマクロセル?と言う記事について。

京セラの公表資料に、「マクロセル&収容力向上のKDASH3」なんて言葉があるようです。で、これについて、なおっきさんは、「基地局を変えても端末→基地局の電波が届かなかったら意味無いよね?」という、至極ごもっともな疑問を持たれています。

と言うことで、この辺を簡単に解説したいと思うのですが、まず、私の持っている情報が正しいとは限りませんので、この解説を必ずしも鵜呑みにしないでください、とことわらせていただきまして、本編へ突入。

実は今現在、ウィルコムでは、基地局→端末(下り)の電波の届きと、端末→基地局(上り)の電波の届き具合、これを比べたとき、下りの電波の届きの方が良くない、と言われています。従来、PHSは下り500mW上り10mWで上りの方が圧倒的に電力が弱くエリア拡大のネックになっている、と言われていましたが、ウィルコムの場合は、基地局側の受信技術が非常に優れているのに加えてアンテナ性能も昔に比べると格段に向上しているため、上りの電力の弱さはほとんど解消しているようです。

一方、下りに関しては、特に制御チャンネルは送信ダイバシティやアダプティブアレイ送信が使えません。というのは、制御チャンネルは基本的に下り間欠送信で、直前にこれらの送信技術を効かせるために必須の「上り受信波」が受信できないからです。そのため、下りについては、電力は大きいけれども受信利得(効率)が稼げない、と言う状況が起こります。

と言うような状況を改善するために、基地局からの送信技術を改善する余地がまだあるのだろう、と想像できます。例えば簡単なところでは、制御チャンネルをBPSKで送信できるようになるだけで倍の効果が出ます。とか何とか言うことで、基地局側の改善だけでエリア拡大ができる可能性はある、と言うことです。

そしてもう一つ。実は今現在のウィルコム基地局でもマクロセルは十分に可能、と言うこと。私自身も5km超えの通話をやったことが何度かありますし、ウィルコム自身も何度か「セル半径は5kmくらい可能」ということを発しています。ただ問題は、今までと同じ基地局のままそれをやると、音声で3人しか同時に使えないと言うこと。半径5kmのエリアが3人の同時通話でパンクする、というのは、これは非常に効率が悪いですよね。

そこで、基地局が多チャンネル対応型になれば、この問題は一気に解決します。今現在都市部に設置されている最新型が、基地局1基当たり14チャンネルと言われています。ひょっとするとKDASH3はこれをさらに多チャンネルにして、1基28チャンネルとかになっているのかも知れません。半径5km以内で28人くらいが同時通話可能・・・なら、人口密度の低い場所ならまぁそう簡単にはパンクしないですよね。

なので、ひょっとすると、「マクロセル」と「収容力向上」は、同じことを言っているんじゃないか、と言うのが私の説。要するにそれまでは「マクロセルはやってできないことではないけどチャンネル数不足になるかもだから自重」という状態、そしてそれを解消するのが収容力向上したKDASH3なのかも、ってことです。

と言うことで、まぁ例によって妄想と憶測で適当なことを書いてしまいましたが、こんなもんでどうでしょう>なおっきさん。




モバイルデータ通信比較記事新設

2008/02/06 21:05

モバイルデータ通信が各社出そろってきたので、比較記事を作りました。

モバイルデータ通信サービスの比較

いや正直に言うとウィルコムをオススメしたいのは山々なんですけど、ちょっと今のスペックと料金は、時代的には釣り合っていないですね。一番のオススメは(エリア内で使うなら)イーモバイルかなぁ、と言う所。

ただ、イーモバイルは1波(5MHz)しか電波を持っていませんので、加入者が急激に増えるとネットワークがあっという間に破綻する危険があります。追加帯域をもらえる基準(250万加入)も全く満たしていませんし。そう言う意味ではずっと安心して使えるものならドコモやau、ウィルコムの方が良いかも知れません。

ただ、auもずいぶんと速度規制をされているようで、速度計測サイトのダウンロード量程度で規制が効いて通信が極端に遅くなるような現象が報告されています。

対するドコモはアプリケーション規制がかなり厳しく、使い方によっては適合しない例も増えてきます。意外なのは、HTTPベースの通信でもFlashやJavaなどは規制される場合があると言うこと。

と言うことで、「安心安定して」「広いエリアで」「安定した速度で」「アプリ規制なしで」という条件を付ければ何とかウィルコムがオススメできるかなぁ、と言うところ。そうでなければ、料金ならイーモバイル、エリアならドコモ、と言うのが一番の選択肢ですかね。

と言うことで、今後も情報入手ごとに更新していきたいと思います。スループットは生き物ですからね。でわ〜。




一本のアンテナでMIMO

2008/02/04 21:00

一本のアンテナでダイバシティ・MIMOができる技術と言う記事。これについて、またちょっと解説してみたりしてみなかったり。

まずは、簡単な話から。そもそも、ダイバシティやMIMOをやるためには、アンテナが複数必要です。これは、ダイバシティやMIMOと言うのが、複数の受信波を分離して、それぞれに処理を加えることで、受信感度を稼いだり(ダイバシティ)、受信データ量を増やしたり(MIMO)するからです。

つまり重要なのは、「複数の入力波を分離する」と言うこと。だから、一番良いのは、沖縄にアンテナ一本、それから、北海道にアンテナ一本を置いて、それぞれで受信したものを使う、と言うように、「アンテナ同士の関連性(相関)を徹底的に低くする」ことなのです。

ただ、さすがに沖縄と北海道ではなんなので、もっといろんな工夫をして、アンテナ同士の相関を低くしようと言う試みがなされます。例えば、アンテナ同士を、電波の波長程度以上に離しておけば、ある程度相関を低くできることがわかっています。また、立てたアンテナと寝かせたアンテナではやはり相関を低くできます。

今回の技術は何をしているかというと、物理的には一本のアンテナに対して複数のアンテナ線(給電点)を付けて、論理的に複数のアンテナがあるようなパターンを作り出せました、と言うお話。また、その給電点のとり方で相関を結構低くすることができて、ダイバシティやMIMOに応用できますよ、と言うのが、技術の主旨のようです。

さてここからやや難しい話。今回の技術のポイントは、一本のアンテナに複数の給電点を設けて、それぞれからの入力信号が、別々のビームを形成するようにした、と言う、「ビーム方向による分離」であることが、資料からわかります。例えばテレビのアンテナのように、ある一方にしか送受信感度を持たないアンテナ同士なら、いくら近づけても相関は上がりません。このようなアンテナ二本をどんどん近づけて、素子の一部を共用する程近づけて、物理的には一つの入れ物(素子)に収まった、これが、今回の技術です。

ただ、携帯電話や無線LAN等で使われるある種のアンテナは、給電点を変えることで、わりと鋭いビームを形成することは古くから知られていました。そして、アンテナは「重ね合わせ」が可能ですから、複数の給電点を設ければ、複数のビームの独立したアンテナとして振る舞うこともわかっていたわけです。ですので、今回のこの技術は、アイデア的には実はさほど新しいものではないのですね。

で、給電点を変えるとビームを形成する、と言う話には続きがあって、実は、そうやって給電点を最適な給電点からずらすと、ビームを形成する代わりに損失が大きくなる、と言うおまけが付いています。だから、移動体通信などのように受信波の強度が小さかったり電力に制限があったりする場合には非常に使いにくいんです。

それでは今回の技術はその点を解消したのかと言うと、ホワイトペーパーのデータを見る限りでは、かならずしもそうではないようですね。わりとヌルい特性になっているようで、ある程度電力が強いような条件でないと、なかなか使いにくいかも知れません。例えば、近接して使うことの多い無線LAN等では使えるかも知れませんが、長距離通信になりがちなWiMAXや次世代PHS等では結構使いにくいのでは、なんて思ったりします。

と言うことで、まぁ、この手の物理法則を利用したものって、結局「ズルできない」んですよね。ある特性が優れたものを作ろうとすれば必ず別の何かを犠牲にしないといけない、と言うことです。ってことで、んーむ、このアンテナがPHSや次世代PHSに応用できるかと言うと・・・ちょっと微妙かなぁ、と言うのが私の感想。と言ったところで本日はこれにて。でわ〜。




過剰な規制に総務省が文句

2008/01/31 21:08

ちょっと口はさみますよ。過剰な規制に総務省が文句と言う記事。

まず始めに言いたい。総務省のお役人さん、フィルタリング業者(っていうかネットスター)に袖の下もらってんじゃないの?ちょっと調査した方が良いですよ、人事院の方。

いやね、これはあくまで聞いた話ですけど、通常提供されているブラックリスト方式のフィルタリング、ものすごく高いんですよ、お値段が。最初の購入だけじゃなくて、ライセンス料がべらぼうに高い。なぜかというと、毎日毎日追加されていくURLを(なるべく)全てチェックして、OK/NGの判断を下し、データベースに追加していく、と言う作業をしているからなんです。これだけの作業を各キャリアができるわけもありませんから、当然、べらぼうな保守費(ライセンス料)を毎日払い続ける必要があります。

そのライセンス料は、どうやらアクセスの多寡で決まっているらしくて、端的に言えば、たくさんの人が使えばそれだけ料金も上がる、と言うことになっています。

そこで、キャリアは、「そんなバカ高い保守費を払ってまでフィルタリングをするより、自分で全てチェック済みの公式サイトだけつながるようにすればお金もかからなくて良いんじゃね?」と考えるわけです。と言うのが、ホワイトリスト方式のフィルタリング。

ですので、ドコモ・auみたいにブラック・ホワイト両方を持っていても、できるだけホワイトに誘導してブラックリストの方の利用者を少なくしたいわけです。

総務省から義務化されてしまって、仕方なく始めるフィルタリングサービス、別にオプション料金を取れるわけでも無いわけですから、そりゃお金をかけたくないのは人情です。にもかかわらず、総務省は「ズルするな、ちゃんとフィルタリング業者に金払え」と言っているわけです。オカシイよね。

そこまで言うなら入札できちんと選んだフィルタリング業者に税金で保守費払って各事業者が自由に使えるようにしろよ、ってことですよ。単にフィルタリング業者の言い値で各事業者に無駄な出費をさせるだけの総務省の今の方針は、本当に嫌がらせとしか思えない。そうでなければ、やっぱりネットスターとつながってるんじゃないかと疑っちゃいますよ。

いやね、ウィルコムもソフトバンクも、フィルタリングが義務化されてからネットスターへの支払いが莫大な額になってしまってね、仕方なくホワイトリスト式のフィルタリングを検討しているはずなんです。そこにいきなり水を差すわけですから、これはもうひどいとしか言いようがない。いやホント、ウィルコムくらいの弱小キャリアだったら、ネットスターへの支払いだけで赤字転落、下手すりゃ基本料への転換なんて話になりますよ。特定の弱小事業者の競争力を奪うような政策を行おうとしているわけですよ、総務省は。

ってことでね、だいぶ前に、「ネットスターは高いよ」っていう話を聞いたことがあったので、思わずこんな一言を書いてしまったのでした。でわ〜。