大相撲・時津風部屋の力士が暴行を受け、死亡した事件です。逮捕された前親方は、警察の取り調べに対し、依然、否認を続けていて、兄弟子らの暴行について、「全く知らない」などと供述しています。

　逮捕された前の時津風親方、山本順一容疑者（５７）は、序ノ口力士だった斉藤俊さんに暴行を加え、死亡させた傷害致死の容疑を依然、否認していて、警察の取り調べに対し、「すべては兄弟子たちがやったことで、私は全く知らない」などと供述していることが分かりました。また、ビール瓶で殴ったことについても、小突いただけだと話しているということです。

　一方、逮捕された３人の兄弟子は山本容疑者の指示で暴行したと話し、「逮捕されるなら手を出さなければよかった、責任を感じている」と供述しています。

　警察は一連の暴行が絶対的な権限を持っていた前親方の指示で行われたとみて、引き続き、４人を厳しく追及しています。（11日11:40）