【ソウル11日共同】ソウル中心部に位置し、韓国の国宝第1号として日本人観光客にもなじみの深い南大門(正式名・崇礼門)の木造の楼閣部分から10日夜、出火、炎上した。鎮火作業が難航する中、出火から約4時間後に楼閣の2階部分はほぼ崩壊、大量の瓦や木片が崩れ落ちた。火の勢いは収まらず、ほぼ完全に焼け落ちる可能性が強まっている。
韓国メディアによると、けが人などはないもよう。消防が広範囲の延焼を防ぐため門の屋根部分を解体する作業を行ったが間に合わず、MBCテレビは「初期消火作業が失敗した」と伝えた。
出火原因は不明だが、聯合ニュースによると、出火直前に買い物袋を持った不審な男が付近で目撃されており、放火の可能性もある。(02:21)