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2004.12.09
ニートが国を滅ぼす
日本青年よ勤労意欲を持て!


NEET(ニート)という新しい言葉が話題となっている。
NEETとはNot in Employment, Education or Trainingの略だ。
職に就いていない、学校機関にも所属していない、そして就労に向けた動きを全くしていない若者を指す。
求職もしないので失業者としてもカウントされない、つかみどころのない若年無業者と言うことだ。当たり前だが税金を払っていない、2006年1月からフリーターの課税強化が決まっているのでフリーターの方がまだ許せる。英国で生まれた呼び名だが、なんと日本にニートと呼ばれる若者が68万人もいるというのだ。

高校や大学を卒業しても進路を決め切れないというのは一体どういうことなのか?この問題について「中学、高校在学中から社会で働くということはどういうことなのか、そのためになにをしなければならないか若者にしっかり考えさせる訓練、教育をしなければない」といった議論になるが、全く馬鹿馬鹿しい。ゆとり教育などと言って若者も教師も怠けていることがよくないのだ。
経済協力開発機構(OECD)の国際学習到達度調査の結果が公表されたが、かつてトップクラスだった日本が項目によっては「OECD平均と同程度」へ急落している。韓国などは明らかに競争を意識したカリキュラムをとっているだけあってトップクラスを維持している。彼らは苦労して身に付けた学問や競争に負けない精神力に自信を持つだろう。韓国にニートなどいない、自信のある若者とは早く大人になって己の力を実社会で試してみたいと望むものなのだ。
私は著書「ケンカ哲学」にも書いたが、若いころは人に頼まれなくても仕事を見つけ、がむしゃらに働いた。そうしなければ食えなかったし、自分の存在意義を確認することができなかった。
今は飽食の時代で食うに困ることはないのだろうが、若者が自分の力を知りたいという気持ちは変わらないはずだ。
不況を言い訳にするなど愚の骨頂だ、若者にとってこれほど力を試すに適した時期は無い。親がリストラされたなら自ら働き、ガッポリ稼いで親の敵を討ってやれ。

収入のないニートはいい年をして親にパラサイトする。疲弊した家計が更に苦しくなり一般消費は伸びない、景気回復の重しになっているのだ。
国をつくるべき若者が国を壊してどうする!今こそ若い魂を燃え上がらせがむしゃらに働くのだ。君らの力ですばらしい日本をつくるのだ。


2004年12月9日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎


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