柔道のフランス国際最終日は10日、パリのベルシー総合体育館で男女計7階級を行い、男子100キロ超級の井上康生(綜合警備保障)は準決勝で昨年の世界選手権覇者のテディ・リネール(フランス)に延長の末に敗れた。
初戦の2回戦を内またで一本勝ちした井上は、3回戦は延長で優勢勝ちし、4回戦は大内刈りで一本勝ち。しかし準決勝はリネールに延長で効果を奪われ、世界選手権の雪辱はならなかった。井上は3位決定戦でも一本負けした。
このほかの男子は、100キロ級の穴井隆将(天理大職)が準決勝で敗れて3位決定戦へ。81キロ級の小野卓志(了徳寺学園職)は2回戦に進出した。90キロ級の泉浩(旭化成)は1回戦に臨む。
女子は70キロ級の上野雅恵(三井住友海上)が2試合連続の一本勝ちで4回戦に進んだ。78キロ超級の立山真衣(東海大)は1回戦で世界選手権覇者の?文(中国)に敗れ、78キロ級の穴井さやか(帝京大)は2回戦で屈した。