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東大が学生にはしかワクチンを無料接種

 東京大(小宮山宏学長)は5日までに、キャンパスでのはしか拡大を防ぐため、免疫が不十分な在学生全員に、無料でワクチン接種を始めた。

 学生1人が先月発症したのを受けて決定し、3月いっぱい続ける。

 4月入学の新入生には、全員に予防接種歴を確認し、入学前に接種を促すことを決定済み。今回の措置と合わせ、かなり徹底した対策となる。

 無料接種の対象は、大学院生や留学生を含む全在学生計約3万人のうち、はしかにかかったことがなくワクチン接種歴もない人と、予防接種を1回しか受けていない人。各自が母子手帳などで接種歴などを確認した上で受ける。

 過去に発症歴があっても、自主的に抗体検査を受けて免疫が不十分と分かった場合は、無料接種の対象にするという。

 はしかは昨年春、10-20代の若者で流行し、全国で大学や高校の休校が相次いだ。今年も神奈川県などで10代を中心に患者が報告されており、国立感染症研究所は「昨年を上回る規模の流行が、春以降に全国レベルで発生する恐れがある」と警戒している。

 東大保健センターの上原誉志夫副センター長は「まだ患者は少ないが、これが芽になって学内で流行するのは困る。この際、積極的にワクチン接種を進めることにした」と話している。

[2008年2月5日8時29分]

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