交番で警官が拳銃自殺　同じ交番で昨年１２月にも拳銃自殺が…　栃木・益子町

１０日午後５時１０分ごろ、栃木県益子町の真岡署益子交番で、真岡署地域課の柏倉盛行巡査長（２７）が拳銃（けんじゅう）で頭を撃ち自殺しているのを、パトロールから戻った同僚の巡査部長（６０）が発見した。

　遺書とみられるメモが近くに残されており「相談に乗ってもらっていたにもかかわらず、こんなことになって申し訳ない」などと書かれていた。益子交番では昨年１２月にも、巡査（２３）が拳銃で腹部を撃ち自殺しており、同署が動機などを詳しく調べている。

　調べでは、柏倉巡査長は交番２階の便所で、右側頭部から血を流して倒れていた。拳銃は貸与されたもので、弾が４発残っていた。家族のことで悩んでいたという。

　同日午後５時から、巡査部長と一緒にパトロールをする予定だったが、姿が見当たらなかったため、巡査部長が捜していた。

　舘野勝則署長は「同様の事案が起き、申し訳ない。再発防止策を検証し、実効性がある対策を取りたい」と話した。