<救急搬送>受け入れ拒否
<救急搬送>受け入れ拒否14回…男性死亡 千葉・東金 2月9日20時0分配信 毎日新聞 千葉県東金市で昨年8月、自宅で倒れた男性(56)が心肺停止状態で救急搬送された際、10病院に計14回受け入れを拒否されていたことが分かった。男性は約40分後、公立長生病院(茂原市)に搬送されたが、死亡した。 山武(さんぶ)郡市広域行政組合消防本部によると、昨年8月23日午後5時ごろ、男性が自宅で倒れているのを家族が見つけ119番通報した。約10分後に救急隊が到着し、計14回にわたって受け入れを打診したが、県立東金病院(東金市)や国保成東病院(山武市)など計10病院に「入院患者に対応中」などと断られたという。 後を絶たない受け入れ拒否……。 助ける為に尽力を尽くせねばならないのに、 命を、延命を拒否しているように感じる。 残された家族はどんな思いでこの結果を受け止めればいいのか。 心が痛い。 |
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医師は「魔法使い」じゃない。
■「拒否」ではなくて「不可」「不能」では…。 <救急搬送拒否>交通事故の79歳女性死亡 福島(毎日新聞) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071114-00000127-mai-soci 福島市内の県道で11日夜に起きた交通事故で負傷した79歳の女性が、救急搬送
2008/2/9(土) 午後 11:01 [ ぷにっと囲碁!なブログ 〜囲碁とほっぺたが大好きな人の日々のつぶやき。〜 ]
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これに関しては、昨年8月の出来事がいまさら記事にされたという事実について考える必要があると思います。
2008/2/9(土) 午後 9:51 [ はな ]
●なんで急患の受け入れを断るの?
・(人員・設備が足りない…などの)物理的問題で、(受け入れると犯罪になってしまうケースがある…などの)法的問題で「受け入れ不能」だからなんです。
●なんで「専門外だから」が断る理由になるの?
・「専門外の患者を受け入れるのは犯罪」という司法の判例(奈良心タンポナーデ事件)があるからなんです。
●ベッドが無いなら、廊下で治療すればいいんじゃないの?
・「設備不十分な状態で患者を受け入れるのは犯罪」という司法の判例(加古川心筋梗塞事件)があるんです。
・そもそも、「ベッド」「ベッド」って言われてますけど、病院でいうところの「ベッド」は、心電図とか、酸素マスクとか、呼び出し用ボタンとか、それを管理する人員とか、それら全て「込み」ですからね。もはや「ベッド」というより「設備」と言ったほうが適当かも。
●応急処置してから、他の病院に移すのは駄目なの?
・「応急処置の後、他病院に転送するのは犯罪」という司法の判例(上に同じく、加古川心筋梗塞事件)があるんです。
2008/2/9(土) 午後 11:00 [ punit_igo ]
●なんで、一度断った病院が、後になって受け入れるなんて事があるの?
・救命中であった患者が「落ち着く」か「亡くなる」かのどちらかで、病院側に「空き」が出来たからです。
●有名人や金持ちだったら嬉々として受け入れるんじゃないの?
・西村真悟議員の息子の飛び降り自殺…アレも、重度のうつ状態で入院の必要があるとされながらも、「ベッドが無い」という理由で入院できませんでしたよね。もはや、コネやカネではどうにも出来ない程に、患者の受け入れが困難な状況なんです。
●救急病院が急患を受け入れられないなら、救急病院を辞めちゃえば?
・現実に次々と辞め…ていうか、潰れていってるんです…。
●医師が足りないなら、海外から医師を呼んだらいいんじゃない?
・本国より遥かに待遇の悪い日本に来る理由が見当たりません。…というのも、実は、日本の医師の待遇は、諸外国のソレよりも遥かに悪いんです。
●ぶっちゃけ、人の命より金儲けのほうが大事なんでしょ?
・金儲けのほうが大事だったら、そもそも、不採算部門である救急なんて、最初からやりません。
2008/2/9(土) 午後 11:01 [ punit_igo ]
医師一人で患者二人を同時に手術することは物理的に不可能です。
日中の時と違って、夜間救急の場合は、当直の医師・看護士しかいなくなるので、受け入れ能力は日中と比べて大幅に減ります。
最近、「救急に来る程じゃないだろ」というような、コンビニ感覚で病院に来る軽症の患者が増え、人員が少ない夜間救急が悲鳴を上げています。
このままでは、軽症の患者に人員を割かれている中で、一刻を争う、本当に救急を必要とした患者が来ても、対応出来なくなったり(ていうか、現段階でも、そうなりつつある)、医師や看護士が過労で倒れ、夜間救急自体が消滅してしまいます(ていうか、現在進行形で消滅中…。)。
制度を変える…という前に、患者側の意識を変えることも重要…というか、それが一番重要ではないかと思います。
2008/2/9(土) 午後 11:03 [ punit_igo ]
●軽症で夜間救急に飛び込まない。次の日に行けるのなら次の日に待つ。
●「救急車に乗れば待たなくて済む」などと、タクシーのように気軽に救急車を呼ぶのを止める。
●「昼間仕事で忙しいから、夕方に病院に行こう」などという軽い考えで病院に行くのを止める。
●「風邪か?」「ちょっと調子が悪いかな?」などと思った時は、「家庭の医学」のような本で症状を調べるなど、極力、夜間救急に頼らずに済むように努める。
など…。
本当に救急が必要な人が救われなくなる、そういう悲劇を少しでも避けるためには、国や病院、司法が変わる事も大事でしょうが、「患者予備軍」である国民の意識を変える事が重要だ、と自分は思います。
2008/2/9(土) 午後 11:03 [ punit_igo ]
実は、今いる関西は受け入れ拒否が多くて、更に救急担当の病院が4つ止めました。(新たに2つ救急になるという病院があったんですが)これなら、具合悪くなったら、新幹線に乗って東京へ・・って思いましたが、駄目ですね・・医者が余っている話って本当?じゃないんですか?
2008/2/10(日) 午前 11:06
受け入れ拒否する理由を書き連ねたところで、人の命が救えるわけではない。医者に対して責任を問うているのではない。繰り返される現状を回避する為に何が必要か。国民の意識レベルももちろんのこと、そういう救急体制を作ってしまった制度に問題がある。
2008/2/10(日) 午後 8:02
winche66さんへ 今の世の中、ホントに心静かに落ち着いて生活できない感じがします。命にかかわる問題だから、もっと真摯に改善してほしいものです。
2008/2/10(日) 午後 8:05