2008.02.10 Web posted at:  14:29  JST Updated - AP
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ミャンマー、2010年に総選挙 軍政が計画発表

ミャンマー・ヤンゴン(AP) ミャンマー(ビルマ)の軍事政権は9日、2010年に総選挙を実施すると発表した。あわせて、今年5月に新憲法制定のための国民投票を実施する計画も明らかにした。

ミャンマーは、民主化が遅れているとして、国際的に厳しい批判を受けている。軍事政権が民主化への具体的な道筋を示したのは、これが初めて。

この日の国営テレビとラジオでは、「軍政から民主化へ変わるときが来た」とのメッセージが放送された。

ミャンマーでは1990年に総選挙が開かれ、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん率いる国民民主連盟(NLD)が勝利。しかし、軍事政権が権力の移行を拒否し、スー・チーさんは通算12年以上にわたって自宅軟禁状態に置かれている。

NLDは、新憲法案は不公平で非民主的な内容になると批判している。今回の発表についても、国民投票の結果を待たずに総選挙の予定を決めていることから、「あいまいで、不完全で、奇妙」と慎重に受け止めている。

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