橋下知事、NHKに"絶縁状"生放送めぐりブチ切れ |
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会見でNHKへの怒りをぶちまける橋下徹大阪府知事
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◆ 「今後一切スタジオには行きません」 ◆
橋下徹大阪府知事(38)は、8日に生出演したNHK番組での“ブチ切れ発言”について9日、大阪府庁で会見し「今後一切、NHKのスタジオには行きません」と強い口調で同局との“絶縁”を宣言した。番組出演前から、強引な出演要請にイライラしていたことも明かした。しかし府知事当選時から不信感はあったようで、怒りは当分収まりそうにない。
◆ 当選時「バンザイ」中継時間も無理強い ◆
橋下知事は最初こそ「こんなこと、ここで言っていいのかな」と遠慮がちにつぶやいたが、数秒悩んだ後は、せきを切ったように持ち前の毒舌がサク裂。NHKをメッタ斬りだ。
事の発端は8日。橋下知事は、東京で石原都知事と会談するなど、精力的に動き回った後で帰阪。NHK「かんさい特集」(関西ローカル、後7・30〜8・45)の生放送に約30分遅れで出演し、平松邦夫大阪市長(59)らと対談した。
“遅刻”した形となった橋下知事だがNHKには前もって「公務優先なので、放送開始には遅れる」と知らせていた。しかしNHK側は同日、スタッフを東京に派遣。公務を切り上げて出演するように「強硬に」要請した。それを断ると「では東京のスタジオで」とわが物顔で提案。これも断ると「同じ新幹線に乗り込んで新大阪までついてきた」という。
その後、急いでスタジオ入りした知事に藤井彩子アナ(38)が「30分遅刻」と発言。これで「完全に頭にきた」という。
20分間の会見予定時間が過ぎても、ブチ切れた橋下節は止まらない。「NHKスタッフは“こんばんは”のあいさつもなかった。かなりの人数がいたのに。名刺交換したが一言もない。出て当然と思っているのか!」とヒートアップ。「お金が黙って入ってくる組織というのはこんなものなのか。“民放の裏番組(関西テレビ「ムハハnoたかじん)で平松市長と一緒に出ている”と指摘しても、これは義務だと言う。民放では考えられない」と語気を強めた。ついには「今後一切、NHKのスタジオには行きません!」と絶縁状まで叩きつけた。
実は伏線は当選時(1月27日)の「バンザイ中継」までさかのぼる。橋下知事によると、このときも9時のニュースに合わせてとNHKに“無理強い”されたという。このときから不満を募らせていたらしい。府庁の会見にはNHK記者も取材にきていたが反論もなく無言。会見が終わると足早に立ち去った。
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[ 2008年2月10日付 紙面記事 ]
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